2012年1月のいただきもの

昨年はいただいたままご紹介もできずに時間のあいたものも多かったのですが、今月も色々といただきましたということでご紹介。友人知人先輩後輩の本、論考がたくさん出てよかったなあと。

大震災後の社会学 (講談社現代新書)
遠藤 薫 高原 基彰 西田 亮介 新 雅史 関谷 直也
講談社
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「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会
谷本 晴樹 淵田 仁 吉野 裕介 藤沢 烈 生貝 直人 イケダハヤト 円堂 都司昭
春秋社
売り上げランキング: 15181
国家は破綻する――金融危機の800年
カーメン・M ラインハート ケネス・S ロゴフ
日経BP社
売り上げランキング: 3195
情報の呼吸法 (アイデアインク)
津田 大介
朝日出版社
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ソーシャルデザイン (アイデアインク)
朝日出版社
売り上げランキング: 165
3・11後の思想家25 (別冊大澤真幸THINKING O 1)
左右社
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クール革命―貧困・教育・独裁を解決する「ソーシャル・キュア」
ティナ・ローゼンバーグ Tina Rosenberg
早川書房
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ゲーミフィケーション―<ゲーム>がビジネスを変える
井上 明人
NHK出版
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サラリーマン漫画の戦後史 (新書y)
真実 一郎
洋泉社
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プロジェクトFUKUSHIMA! 2011/3.11-8.15 いま文化に何ができるか (DOMMUNE BOOKS 5)
磯部 涼
K&Bパブリッシャーズ
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人はなぜ<上京>するのか (日経プレミアシリーズ)
難波 功士
日本経済新聞出版社
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希望論―2010年代の文化と社会 (NHKブックス No.1171)
宇野 常寛 濱野 智史
NHK出版
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少し前に出ていたものもあるのだけど、このタイミングで著者の方々よりいただいたものも含めて見たせいか、やはり東日本大震災とどのような距離を取るかというそれぞれのスタンスが気になったところ。大澤さんや遠藤さんの編著なんかには、震災をある種の歴史的契機と捉えようとする(というか、そういう依頼で書いた著者たちの微妙なスタンスが見え隠れする)点で、編集方針と自分の感覚とのズレを感じる。一方で宇野・濱野の対談のように、終わりなき日常は終わっておらず、クソゲーな日常をAKB的な現実加工によってハックするところに希望があるという立場も、賛否以前にハイコンテクストだなあと思う。

そのことが悪いんじゃなくて、コンテクスト抜きに語れない本って、議論すると常にコンテクストへの関わり方込みで問われるから、議論の対象にしにくいっていうところが面倒なんじゃないかと思う。冷静にソーシャルメディアやゲーミフィケーションを語ろうと思っても、「お前は○○の賛成派/反対派なのか!」という批判がくっついてくるようでは、瞬間的に盛り上がりこそすれ即時撤退者も生んでしまう。「どう考えるか」の前に「どうするか」を語りながら、「どう考えるか」を宙づりにする戦略が、果たしていま許されるのかどうか。自分的には悩みどころだ。

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