これはただの例え話じゃない

今回の選挙は、公示後のネットでの選挙活動が解禁されたこともあって、色々と取材だとか、情報提供の呼びかけだとかがあって、そういう事情もあって日付が変わるまでは黙っていようと思ったのだけど、そして特に書くべきこともなかったのだけど。

もし、今回、はじめて選挙権っていうものを行使して、テレビで開票速報を眺めたりソーシャルメディアで流れてくる情報に「ほうほう」なんてなってる君がいたら、と思って。

これは、明日の新聞紙面の話でも、テレビで勢い良く切り込むキャスターの名人技みたいな力量の話でもない。
明日出会う、君とは違う立場や信条、異なる出自の人に「君はどうした?」と訊かれて、何と答えるか、それだけの話なんだ。

その人は、原発立地自治体の出身かもしれない。
小さな子供を抱えて、復職していいものか悩んでる主婦かもしれない。
性的マイノリティとして、誰にも言えない秘密を抱えているかもしれない。
祖父の代から、特定の政党を支持している家の出身かもしれない。
ネットで政治の情報を読むのが好きな人なのかもしれない。
在日外国人なので参政権を持っていないかもしれない。

そういう人たちに、「君はどうして、その人や、その党を選んだの?」と訊かれて何と答えるか。
選挙って、たぶん個人にとっては、そういうものだと思うんだ。

全てのものが持つ意味を
誰も変えることは出来ないと
彼は知っているはずなのに
何の役にも立たない悲しみが
ただ床に散らかってた

「これはただの例え話じゃない」槇原敬之
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND16246/index.html

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