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神と天才とユートピア 第一部 「ソーシャル」なものの終わり (2) 「ビッグデータ」という名のゴミ

ICT周りでは久々の大ヒットとなったバズワードが「ビッグデータ」だ。バズワードというと内実を欠いた流行語だと思うかもしれないが、そういう正論を吐けるのは、稼ぐということに必死になったことがない人だけだ。正しい見方はこうだ。バズワードとは、そ...
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神と天才とユートピア 第一部 「ソーシャル」なものの終わり (1) 素晴らしき総表現社会

つまるところ僕たちは、神と天才とユートピアの話をしなくちゃいけない。そう思ってこの文章を書き始めている。もともと連載という形式が苦手だし、オチを決めずに書き始めて、ちゃんとオチまでたどり着けるかと言われるとそれも不安なので、もしかしたら途中...
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うろ覚えの”J”ポップ時評 最終回(from『エクス・ポ』第一期)

最終回:「祈りから願いへ」 この連載を通じて僕は一貫して「終わりがあらかじめ組み込まれた日常」の問題を扱ってきました。その「終わり」とは、かつて宮台真司が「終わりなき日常を生きろ」という形で否定したある種のカタストロフであり、具体的には「運...
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うろ覚えの”J”ポップ時評 第5回(from『エクス・ポ』第一期)

第05回:「脱オタ願望と承認」 前回の連載で僕は、リア充化した秋葉原を逃れて渋谷へと逃避するというモチーフと、そこに賭された一発逆転願望としての「運命の絆」の関係を示唆しました。その上で今回は、「モテ」を巡る宿命的な意識の問題を扱うつもりで...
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うろ覚えの”J”ポップ時評 第4回(from『エクス・ポ』第一期)

第04回:「アキバから渋谷へ」 この連載も折り返し地点を越えました。当初の依頼では「最近面白い日本の音楽」について思うところを述べるはずだったこの企画、どんどん「日本のポップカルチャーの現在」を分析するという方向に向かっています。あらかじめ...