<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
		xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml"
>

<channel>
	<title>Soul for Sale &#187; 消費社会</title>
	<atom:link href="http://blog.szk.cc/tag/consumption/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://blog.szk.cc</link>
	<description>Phase II</description>
	<lastBuildDate>Thu, 02 Feb 2012 05:05:01 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.3.1</generator>
<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/tag/consumption/feed/" />
		<item>
		<title>ノンアルコールビールとターンテーブル</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2011/01/18/addiction-and-alcohol-free-beer/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2011/01/18/addiction-and-alcohol-free-beer/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 18 Jan 2011 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[思考]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=1011</guid>
		<description><![CDATA[若者にモノが売れないと嘆く声が、昨年はあちこちから聞こえてきた。そこに無根拠な若者批判の匂いをかぎ取ったネットの人たちなんかは、バブル世代を基準にするなと反論したが、肝心の部分は分からないままだった。要するに、お金がない [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>若者にモノが売れないと嘆く声が、昨年はあちこちから聞こえてきた。そこに無根拠な若者批判の匂いをかぎ取ったネットの人たちなんかは、バブル世代を基準にするなと反論したが、肝心の部分は分からないままだった。要するに、お金がないから消費しないだけで、ほんとは一回履いたスニーカーは二度と履かないみたいな生活がしたいと思っているのか、かつて欲しがられていたモノへの購買意欲そのものがないのか、ということだ。</p>
<p>この問題は実際には検証できないことで、それというのも、「かつての消費」というものは、「将来にわたるレギュラーな収入」によって支えられていた可能性が高く、宝くじで数千万円当たったからといって、そうしたレギュラー収入で購買意欲をかき立てられる商品にマインドが向かうとは考えられないからだ。消費というのは、消費するためのスキルや価値観を涵養する環境と一体で可能になるものだ。</p>
<p>「お金があったら消費するのか」という問いは、どういう風にお金があるのかまでを勘案に入れ、また消費するかしないかという経済学的な問題ではなく、「ウチの商品を買ってくれるか」という実質的な内容に踏み込んだ答えを求められる質問である以上、「分かりません」以外に誠実な答え方などありようもない。そしてもちろん、誠実な人間がいつも歓迎されるわけでもない。</p>
<p><span id="more-1011"></span></p>
<p>とはいえ、消費財へと人を動機づける条件として、お金という経済学的条件、階層上昇志向などの社会学的条件を抜いて考えたとき、何があるのだろう。哲学的な条件として、ひとつ「嗜癖」ということを考えてみたい。つまり、何らかの非合理な理由によって、そのモノに魅せられてしまうということだ。というかマルクスに言わせれば貨幣経済は発達するほどにそうした物神性を帯びてくるわけだけれども。</p>
<p>嗜癖、つまり中毒（Addiction）といっても、そこには身体的なもの、心理的なものがあるし、心理的と言っても、モノやそれを使うことへの嗜癖なのか、人間関係への嗜癖（依存）なのか、様々な形態が考えられる。ただ、おおむね共通しているのは、たとえそれがよくないことだと分かっていたとしても止められないという点だろう。</p>
<p>嗜癖をもたらす要因になる物質は、それが社会活動を成り立たなくさせるという理由から、権力による規制の対象になる。一方でそれらは、多くの人を惹きつけてやまないことから、権力による独占と限定的な供給という形で制度化されることもある。伝統社会であれば、平時には呪術師だけが薬物の使用を許されるが、祭礼の時には男子全員が薬物を使用する、ということが考えられるだろう。近代社会では、かつてのたばこや塩のように専売制度を採るとか、買える年齢や販売できる場所に規制を設けるといったやり方が考えられる。</p>
<p>つまり、嗜癖をもたらす物質は、危険だからといって撲滅されるわけではなく、権力による管理、特に近代社会においては制度化された管理の下に置かれることで相変わらず存在し続ける。その背景には、それらが危険であるからこそ欲望の対象となり、それゆえ撲滅を目指してヤミ流通を発達させるくらいなら、いっそ管理下に置いて存続させた方がマシだ、ということになってきた歴史があるのだろう。</p>
<p>ただ、その管理の仕方には少し注意を払う必要がある。つまりここでいう「管理」とは、「危険性を管理すること」に他ならないのだ。たとえば、タバコという薬物を全面的に禁止するのではなく、危険性の源泉となる物質、要はニコチンなどの量に制限をかけ、「ある程度」の危険にとどめておくのだ。ここで重要なのは、危険性が完全に喪失すると、その物質の魅力が失われるかどうかという点だ。</p>
<p>スラヴォイ・ジジェクの言う「カフェイン抜きのコーヒー」や「脂肪抜きのクリーム」は、まさに「危険」な要素を取り払ってしまうことで、安全に欲望を追求することを消費者に約束する。それは資本主義がその嗜癖性を欺瞞的に維持しながら存続するための苦肉の策だ、と彼なら言うのかもしれない。ただ、こうした商品が成立する条件は、もっと社会学的なものであるはずだ。</p>
<p>ノンアルコールビールという商品は、本物のビールが売れなくなるほどに飲まれたらしい。しかし不思議な話だ。ビールを飲みたくないなら、甘いお酒でもソフトドリンクでもいいはずなのに、なぜわざわざノンアルコールビールを飲むのか？その理由は、こういう風に考えられなければならない。つまりノンアルコールビールは「飲みたくても飲めない」人のための商品なのだと。</p>
<p>ビールを飲みたくても飲めない状況とはどういうものか。たとえば、団体で外食をしているが、運転できるのは自分だけだ、ということが考えられる。このとき、「飲みたい」という欲求は心理的なものだが、「飲めない」というのは社会的な機制だ。おそらくそのドライバーは、ビールは飲みたいが、飲酒運転にまつわる多くの事故報道や、免許の更新の時に見せられる啓発ビデオの内容などを思い出して「飲めない」と判断する。そのジレンマを解消する商品が、ノンアルコールビールだというわけだ。</p>
<p>同じことは、電子タバコについても言える。電子タバコは、多くの人が指摘するように禁煙グッズというよりは、タバコの代用品と考えるべきものだ。ここにも「タバコを吸いたい」という欲望と、公共空間においては受動喫煙の問題があるのでタバコを吸ってはならないという社会的な禁止とのジレンマがある。そういえば今日電車の中で堂々と電子タバコをくわえている人がいて驚いたけど、もしかしたら喫煙者の欲望とは、タバコを吸うことよりも、常に何かをくわえていたいということなのかもしれない。</p>
<p>一方で、こうした「危険」や、あるいは「リスク」と呼んだ方がいい要素を管理し、排除する商品の中でも、少し毛色の違うものがある。それがデジタルターンテーブルだ。昨年、TechnicsのSL-1200というアナログターンテーブルが生産中止になったというニュースが、世界中のDJを騒がせた。少なくともCDによるDJが普及する前は、間違いなくターンテーブルのデファクトスタンダードはSL-1200だったからだ。</p>
<p>CDによるDJが主流になった大きな理由は、アナログレコードがリスキーなモノだからだ。針は飛ぶし、曲がるし、削れる。モノとしては有限で、スクラッチなんかしようものならその寿命はさらに縮まる。自宅のPCでCDが焼けるようになったこともあって、わざわざアナログでDJする人は次第に減っていった。だが、アナログにはアナログのよさというものがあって、それはたとえば直感的に頭出しができるだとか、手で押さえればポーズできるだとか、そういうことだ。</p>
<p>Technicsのデジタルターンテーブル<a href="http://panasonic.jp/technics/products/dz1200/dz1200.html" target="_blank">DZ1200</a>は、こうしたアナログの「よさ」をデジタルに再現するという点において、他の類似商品にはないアドバンテージを持っている。もはやレコードは回らないにもかかわらず、SL-1200と同じモーターを搭載し、ターンテーブルを操作するアナログインターフェイスに仕立て上げたのだ。</p>
<p>DZ1200が「ノンアルコールビール」と異なるのは、後者が禁止と欲望の間の折り合いを付けるために、リスク＝嗜癖の対象となっている本質部分を換骨奪胎してしまった商品であるのに対して、うまくその本質部分だけを抽出したモノであるからだ。むろん、針飛びするかもしれないからアナログには味があるという人もいるだろうけど、「あの手になじむSL-1200の感触」だって十分にモノとしての魅力をたたえていたのだ。</p>
<p>モノがモノとしての魅力を持つということは、ある種の反社会性や危うさのような要素と関係した出来事である。だからこそその危うさは常に管理や規制の対象になるのだけれど、規制に妥協しながら消費者の欲望に応えようとするとき、そこから出てくるのはノンアルコールビールのような、仕方なく我慢して消費する代用品のような商品だ。アナログDJだって、ヴァイナルの持つ面倒さを管理可能なものにしようとすれば、デジタル化して、直系8センチくらいの円盤ふたつをPCにつないで操作するようなインターフェイスにする方が合理的なのかもしれない。</p>
<p>でもそこでわざわざ、アナログターンテーブルの操作感だけをインターフェイスとして商品化することで、かえってモノの魅力を増したケースが、DZ1200なのだと言える。モノが売れないと技術者が嘆くとき、そこで目指されている技術的な努力が、ノンアルコールビール的な商品を作るためのものなのか、デジタルターンテーブルを作るための努力なのか。そういう観点から見返してみることがあってもいいのかもしれない。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002ERPAM/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41S8P59H0BL._SL120_.jpg" alt="Technics ダイレクトドライブ デジタルターンテーブル シルバー SL-DZ1200-S" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002ERPAM/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Technics ダイレクトドライブ<br />デジタルターンテーブル シルバー<br />SL-DZ1200-S</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/B0002ERPAM/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="Technics ダイレクトドライブ デジタルターンテーブル シルバー SL-DZ1200-S" target="_blank">amazlet</a> at 11.01.18</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">パナソニック (2004-06-01)<br />売り上げランキング: 181133</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002ERPAM/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2011/01/18/addiction-and-alcohol-free-beer/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2011/01/18/addiction-and-alcohol-free-beer/" />
	</item>
		<item>
		<title>脱・個人所有の時代は来るか</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2011/01/07/the-age-of-post-individual-consumption/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2011/01/07/the-age-of-post-individual-consumption/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 07 Jan 2011 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[思考]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=1003</guid>
		<description><![CDATA[昨年はあまり目立った活動はしていないのだけど、ウェブや雑誌でインタビューを受けたり、企業の内部セミナーで喋らせてもらったりと、仕事そのものはたくさん受けていた。執筆も、発表されたものでチキーダとの共著や思想地図β、そして [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>昨年はあまり目立った活動はしていないのだけど、ウェブや雑誌でインタビューを受けたり、企業の内部セミナーで喋らせてもらったりと、仕事そのものはたくさん受けていた。執筆も、発表されたものでチキーダとの共著や思想地図β、そしてまだ刊行されていないものなども何本か書いていて、まあ単著を出さなかった年としては例年並みの忙しさだったはず。ただ体調を崩したりしていたこともあって、後半は遅れた仕事を巻き戻すだけで精一杯になっていたのも確か。ずいぶんとブログも書かなかったので、いくつか去年やった仕事の話でもまとめておこうかな。</p>
<p><span id="more-1003"></span></p>
<p>某自動車メーカー絡みでは、「若者のクルマ離れ」をネタに喋らせていただいた。もちろん僕が喋るので、「なぜ若者はクルマを買わないか」について喋ることはない。むしろ、「誰もが一家に一台のクルマを望んだのはなぜだったか」について解説することを通じて、もはやそれが当たり前ではなくなった時代に、どうクルマという商品について考えるか、そのヒントを提供するのが役割だ（だって、本格的なマーケティングは、彼ら自身がやってるものね！）。</p>
<p>出発点となるのは、社会学がモノに対して向けてきたまなざしだ。モノは、単なる物質財ではなく、また、ひとりひとりの異なる選好によって消費される商品でもなく、その時点における人々の理想を反映した、つまり社会的な欲望を背景に市場を流通する。言い換えれば、人が何を好むかはその人の自由だが、たとえ自由に選んだように見えても、その選択には何らかの傾向があり、その移り変わりは、社会の移り変わりをも反映しているのだ、ということだ。</p>
<p>それってホントなのかよ？と言い出すと話が長くなるので、一応その前提で話を進めると、第二次大戦後に復興を遂げたいわゆる西側先進諸国では、その社会的な欲望を共有する人々のサイズが国民レベルになり、また現実にその欲望をかなえるだけの経済成長にあずかることができるようになった。いわゆる「高度成長」による「大衆消費社会」の到来だ。</p>
<p>大衆消費社会は、人々に様々な夢を見せる。ここで言う夢とは、なんとしてもかなえるべき規範のようなものではないが、望んで努力すればいつかはかなうはずの願望という意味だ。つまり「こうなるべき」というほどではないが、「こうなるはずだ」とぼんやりと信頼しているようなモデル、それが夢である。</p>
<p>その夢のうち、クルマ消費に関わるものをみっつ挙げるとすれば、「明るい未来」「温かい家庭」「豊かな生活」ということになろう。未来が明るいというのは、社会の成長と個人の成長がリンクしている、つまり世の中の進歩に自分がついて行くという意味だ。そして両者の架け橋として、「交通」はとても分かりやすいものだった。遠くまで列車が伸び、高速が走り、都市部に地下鉄が整備されていくとともに、「遠くまで、速く」移動できるようになるということが、社会と自分の進歩を象徴していた。</p>
<p>遠くまで速く行く動機とは何か？高度成長は労働者の待遇を改善し、定期休が確保されるという副次効果ももたらした。同時に都市部で雇用が増えたこともあって、田舎を出て都市でサラリーマンになる人が増えると、若い世代は田舎の風習を離れ、アメリカ流の核家族イメージを模範とした家族形成を夢見るようになる。この「温かい家庭」を支えるために、定期休にクルマに乗ってレジャーに出かけるという余暇消費が重要になるのだ。</p>
<p>つまり、社会の進歩と共振し、温かい家庭を築けているかどうかの指標として、一家の稼ぎ手である夫がクルマを所有するということは、様々な夢の中心的な出来事であったし、またそれゆえ、所有しているクルマの「格付け」が、そのまま彼らのかなえた夢の格付けでもあったのだ。だから彼らは、豊かな生活を手に入れるために、クルマという物質的な財を必要としたのである。</p>
<p>だが、物質を所有し、消費することが夢であるような時代の条件は、1970年頃を境にして次第に失われてしまう。その説明はグローバルな経済環境の変化や雇用問題など多岐にわたるので別の機会に回すけど、少なくとも個人がクルマを所有し、それが家族を乗せて遠出するハコとしての役割を果たし、そのことによって所有者の地位を表明できるという黄金のリンクは失われてしまったのだ。要するに、今後若者の所得が増大したとしても、彼らの可処分所得が、かつてと同じような動機でクルマに向かう可能性は低い。</p>
<p>たとえば、都市部の人々に対して向けられる郊外の人々の怒りというものがある。環境負荷その他の問題から脱クルマ社会が唱えられるのを、苦々しく眺める人達だ。私たちの生きている環境では、クルマはないと生きていけない。その現実を無視して脱クルマを言う人達は、私たちのことを不当に無視しているというわけだ。その異議申し立てがどの程度当たっているのかについては疑問を感じることもあるけれど、そこに見え隠れしているのは、「生活のために仕方なくクルマを所有している」という感覚だ。生活のための道具であれば、安くて燃費がよければ軽自動車でも中古車でもよいことになる。そこでは、「格の高さ」を売りたいメーカー側と、「道具」としての使い勝手を求める消費者との間に、重大なミスマッチが生じることになる。</p>
<p>仕方なく乗ってやってるのだ、くだらない付加価値なんかどうでもいいから、とにかく安くしろ、という消費者に応えようとすれば、おそらく新興国の方が一枚上手だろう。草食化した若い奴らのことなんか知るか、オレはクルマの夢が好きだぞ、という（なかば妄想混じりの若者批判が鼻につく）顧客だけを相手にするのも、グローバルな新興富裕層へのリーチを考えない限り頭打ちだ。というか、後者の道を採ったとしても、ある意味で「バタくさい」グローバルな高級車を日本の消費者が受け入れるのかどうか、よく分からないところがある。</p>
<p>ひとつの方向性として僕は、「所有」「遠出」「地位」という、ある時代にクルマが体現した夢を、別の形に切り替えていくことはできないか、と考えている。個人（とその家族）が遠くに行くためではなく、「みんな」で「近く」を乗り回すために使うカーシェアリング、行く先々で車格を自慢するためのクルマではなく、近い場所で価値観を共有するための、個室としての役割に注目したクルマや、停車時間を上手に利用できるクルマ。個人にとっての価値観ではなく、他者や、社会にとっての価値観を表現するための手段としてのハイブリッドカーやコンセプトカー。現在あるものだって、十分に新しい要素は持っている。それを、うまく新しい枠組の中に位置づけられていないだけだ。</p>
<p>「共有」とか「みんな」とか、ウェブの新しい動向の分野ではとにかくあらゆるところで繰り返されている。でも、完全に情報化された分野でのみそれが起こるのであれば、それはその手の論者が言うような産業革命以来の時代の転換ではなく、単なる新市場の到来に過ぎない。個人が所有し、そこに夢を託すことが当たり前で、それを傷つけられると彼らが強い憤りを覚えるようなモノの消費において脱個人所有化が進まない限り、真の意味でのソーシャルな消費など生まれようもないだろう。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863450249/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41XawnuF3IL._SL120_.jpg" alt="三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈01〉2030年の「クルマ社会」を考える (フロネシス 1)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863450249/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈01〉2030年の「クルマ社会」を考える (フロネシス 1)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4863450249/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈01〉2030年の「クルマ社会」を考える (フロネシス 1)" target="_blank">amazlet</a> at 11.01.06</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">丸善プラネット <br />売り上げランキング: 179343</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863450249/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2011/01/07/the-age-of-post-individual-consumption/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2011/01/07/the-age-of-post-individual-consumption/" />
	</item>
		<item>
		<title>ライフスタイルセンターの未来</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2010/08/13/the-future-and-past-of-lifestyle-centers/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2010/08/13/the-future-and-past-of-lifestyle-centers/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 13 Aug 2010 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[経営]]></category>
		<category><![CDATA[都市]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=940</guid>
		<description><![CDATA[「ライフスタイルセンター」というコンセプトが日本で注目を集め始めたのは、せいぜいがこの4、5年のことだと思う。というか今でもショッピングセンター（SC）界隈の一部を除けば、あまり知られている概念ではないけど。 伝統的にS [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「ライフスタイルセンター」というコンセプトが日本で注目を集め始めたのは、せいぜいがこの4、5年のことだと思う。というか今でもショッピングセンター（SC）界隈の一部を除けば、あまり知られている概念ではないけど。</p>
<p>伝統的にSCでは、NSC、CSC、RSCといった商圏や敷地面積などの規模に基づく区分が用いられてきたのだが、流通システムやニーズの多様化を受けるかたちで、「安いものを大量に買いだめする」ためのSCや、エンターテイメントを充実させたSCなど、それぞれの特徴に基づく（ある意味で雑多な）ネーミングが行われるようになっている。その中でも特に言及されることが多いのがライフスタイルセンターなのだ。</p>
<p><span id="more-940"></span></p>
<p>ライフスタイルセンターとは、簡単に言えばコミュニティ機能を包含したSCのことだ。ちなみにこの言葉は、日米でそうとうニュアンスの違うもので、アメリカでライフスタイルセンターと言えば、富裕層向けのゲーテッド・コミュニティからSC機能が独立したもののようなのだけれど、日本ではむしろ、地域社会に溶け込んだSCという打ち出しをされている。90年代から地域興しイベントを積極的に行い、この分野の草分けになったサンストリート亀戸（東京都江東区）や、06年にリニューアルしたつかしん（兵庫県尼崎市）なんかが事例として挙げられるあたりに、その差異は顕著だ。</p>
<p>しかしそもそも、コミュニティに溶け込むとはどういうことなのか。そのことを実感するために行き先として選んだのは、今年の僕のゼミでも話題になり、6年連続で黒字という、百貨店業界では衝撃的な利益を上げていると話題のダイシン百貨店（東京都大田区）だ。</p>
<p><img src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2010/08/R0010458_thumb.jpg" border="0" alt="20100813-01" title="20100813-01" width="469" height="357" style="border-right-width: 0px; display: block; float: none; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; margin-left: auto; border-left-width: 0px; margin-right: auto" /></p>
<p>噂には聞いていたが、不思議な百貨店だ。百貨店とはいうものの、本館を残してリニューアル中の現在では、1階のスーパーを軸として、家電品や日用雑貨なども売られている小振りなCSCと言った方がいい。常連客の多くが高齢者であり、店内に流れる速度は、若者の感覚からすればずいぶんゆっくりとしている。従業員のお客の間のコミュニケーションも、決して活発というわけではないけれど、それは単にある程度見知った仲だからで、必要なことは必要なときにすぐ聞ける関係が築かれていることは、一見して分かった。</p>
<p>しかしそれよりも驚くのは、「わかりやすさ」のようなものとはまったく無縁な店内設計だ。なにしろ大森駅側の入り口から入って、2階へ上がるエスカレーターを探すために、店内を一周して、外に出て、さらに戻ってこなければならなかった（実際は入ってすぐのところにあったのだけど）。ちなみに1基だけあるエレベーターはバックヤードと隣接していて、知っている人でなければまず見つけられない。</p>
<p>2階より上のフロアも似たようなものだ。そもそもどこに何が売られているかという配置に、論理性が見いだせない。カーペットの隣が文房具？鍋の隣に化粧品？挙げ句の果てに、医薬品コーナーの脇には、薬局の前で昔見かけたような、100円入れて遊ぶ遊具。まるでカオスだ。</p>
<p><img src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2010/08/R0010452.jpg" border="0" alt="20100813-02" title="20100813-02" width="470" height="357" style="border-right-width: 0px; display: block; float: none; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; margin-left: auto; border-left-width: 0px; margin-right: auto" /></p>
<p>それなのに、ここを訪れる人たちは、その配置に戸惑っている風がない。常連客なのだから当たり前なのだけれど、逆を言えば、この配置は既にこれで完成されていて、頭のいいプランナーなんかがきちんと論理的な配置を提案したところで、既存のお客の間に混乱をもたらすだけなのだろう。コミュニティに埋め込まれるとは、そこにある文脈を、店内を通る見えないけもの道を犯さないということなのだ。</p>
<p>サンストリート亀戸の開発に携わった大西直良は、SCの開発においてもっとも重要なのは、コンセプトであるという。そのコンセプトとは、プランナーが企画書に書いてくる、人に優しいだの地域密着だのといった美麗字句のことではない。具体的にどんな人たちと、どんな関係を築いていくのかということだ。それを提案し、実行しようとすれば、既存の文脈への理解、そこにどのように関わるかといったビジョン、従業員に対する教育など、トータルな取り組みが必要になるのだろうと僕は思う。</p>
<p>ダイシン百貨店がどこまで、そうしたことを意識してリニューアルしようとしているのか、いまのところはよく分からない。正直、意識していたとしても、既に既存の文脈が強すぎて、流れに任せるしかないところにきているんじゃないかという印象を持った。それは、東京の工場集積地として始まった大田区という土地の「年齢」が可能にしたものなのだろうし、だからこそ、このまま行くしかないというところはある。むろん、ポイントカードのポイントを地域の他の店と共通化するなどの先進的な取り組みの今後はとても気になるところだけれど。</p>
<p>おそらく日本におけるライフスタイルセンターは、成功事例の積み重ねよりも、そこに賭された「理想」がどのようなものなのか、それが「現場」とどのようにズレていくのか、そのことを測るためのメルクマールとして扱うべき概念なのだろう。特に商業の分野ではこうした謎の概念が横行しがちだけれど、実際に、そのぼんやりとした理想が生む勘違いを扱うことにこそ、現場に入る魅力があるのだろうし。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881241702/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/books/comingsoon_books.gif" alt="住民共生SCの集客・賑わい戦略" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881241702/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">住民共生SCの集客・賑わい戦略</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4881241702/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="住民共生SCの集客・賑わい戦略" target="_blank">amazlet</a> at 10.08.13</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">大西 直良 <br />繊研新聞社 <br />売り上げランキング: 608161</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881241702/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495641816/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/books/comingsoon_books.gif" alt="ライフスタイルセンターの構築―ショッピングセンター成功のための" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495641816/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ライフスタイルセンターの構築<br />―ショッピングセンター成功のための</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4495641816/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="ライフスタイルセンターの構築―ショッピングセンター成功のための" target="_blank">amazlet</a> at 10.08.13</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">六車 秀之 <br />同文舘出版 <br />売り上げランキング: 169759</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495641816/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2010/08/13/the-future-and-past-of-lifestyle-centers/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2010/08/13/the-future-and-past-of-lifestyle-centers/" />
	</item>
		<item>
		<title>手拍子は2と4で</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2010/08/06/clap-your-hands-on-2-and-4/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2010/08/06/clap-your-hands-on-2-and-4/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 06 Aug 2010 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[郊外]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=933</guid>
		<description><![CDATA[おそらく今世紀最初の大規模ニュータウンである越谷レイクタウンは、噂には聞いていたものの、実際に行くまではどんな場所なのか、正直よく分からなかった。2008年3月に町開き（！）したこの地域は、駅も、ビルも、緑地も何もかもが [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2010/08/R0010331.jpg" border="0" alt="100806-01" title="100806-01" width="469" height="357" style="border-bottom: 0px; border-left: 0px; display: block; float: none; margin-left: auto; border-top: 0px; margin-right: auto; border-right: 0px" /> おそらく今世紀最初の大規模ニュータウンである越谷レイクタウンは、噂には聞いていたものの、実際に行くまではどんな場所なのか、正直よく分からなかった。2008年3月に町開き（！）したこの地域は、駅も、ビルも、緑地も何もかもが新しく、35度に届こうかという猛暑日にも、サニーデイよろしくぐにゃりと波打ったりはしない、切り立ったエッジを見せている。その何もかもがきちんとした駅前北側も、後ろを振り返ると見渡す限りの緑地で、かつての多摩ニュータウン（90年代でも見渡す限りの造成地は存在していた）や初期のお台場を思い出した。<br />
<span id="more-933"></span></p>
<p>駅から繋がったイオンモールは、「KAZE」「MORI」と名付けられた二つの建物からなる、イオンとしても最大規模（ふたつ合わせた敷地面積が約10万㎡）のものだ。両者は運営主体が異なるものの、建物としてもコンセプトとしても繋がっているので、お客がその辺を意識することはない。エコを前面に押し出しているらしく、館内設備には環境に配慮した設計が多く取り入れられている。周囲が緑の大地なのに、夏休みの子ども向けに「館内の施設を案内するエコツアー」が企画されているのは何の皮肉なんだろうと思ったけど、ベンチがたくさん用意され、バリアフリー化が進んだ施設内を歩いていると、昨年の<a href="http://www.best-mother.jp/mothers_selection/" target="_blank">マザーズセレクション大賞</a>や<a href="http://www.ur-net.go.jp/urbandesign/landscape14.html" target="_blank">リブコムアワード</a>を受賞したのもうなずける気がする。</p>
<p>週末だったこともあって、イベントスペースでは新人R&#038;BシンガーのCD発売イベントが開催されていた。新人歌手の営業と言えば、百貨店の屋上とアイドルの組み合わせというイメージはもう古いらしい。古くなったのはアイドルだけではなくて、百貨店の屋上という空間が持っていた非日常性も同じなのだ。</p>
<p><img src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2010/08/R0010349.jpg" border="0" alt="100806-02" title="100806-02" width="470" height="357" style="border-right-width: 0px; display: block; float: none; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; margin-left: auto; border-left-width: 0px; margin-right: auto" /></p>
<p>お客の数こそまばらだけど、彼女が目当ての若い子だけではなく、普通に買い物に来た家族連れが足を止めて見ていることに気づく。30代から40代くらいだろうか。50代以上と思われる層もちらほら。ステージでの音リハの後、本番が始まる。お客さんはダンサブルなトラックと生演奏のピアノに合わせて手拍子。クラップのタイミングは、頭打ちではなく裏打ちの２と４。</p>
<p>すごいなあ、と純粋に思う。ほんの少し前まで日本人は、シンコペーションで手を叩くことも、裏ノリのメロディを歌うことも苦手だったのだ。ましてどんなにJ-POP化されていようと、日曜日にショッピングセンターで黒人音楽を聴きながら買い物なんて考えられなかった。そう思いながら他の店舗を回ってみると、アパレル系、小物雑貨系のお店ではハウスやパンクが爆音で流れている。反体制のユースカルチャーが資本主義に取り込まれた、なんてカルスタの人は言うかもしれない。越谷でパンクとかｗって言う人もいるのかもしれない。でも、その始まりから何十年かたってこの国もようやく、普通のおじさんだってR&#038;Bを２と４で手拍子できるようになったのだ。それを文化の堕落なんて言ったらバチが当たるよ、と思う。</p>
<p>その一方で、この豊かな空間には、何かが足りないとも思う。ベンチでは老人がくつろぎ、子どもが走り回り、中学生カップルがデートしている。でもそこには、多様に見えて、何かが巧妙に排除された、奇妙な均質性が感じられるのだ。それは例えば言葉の違う人たちの集団だったり、重度の障害者だったり、服装の汚い人だったり、単に「空気の読めない」人だったりする。物理的なバリアフリー化は進んでいるけど、外国人向けのナビゲーションなんかは見当たらないのだ。</p>
<p>アラン・ブライマンは現代の商業空間の特徴の一つに「テーマ化」を挙げる。テーマ化とは、商業空間に特定のナラティブを持ち込むことだ。そのナラティブは、空間の設計者と、従業員と、そして来場者の協働作業で構築される。だからこそテーマ化された空間にとってもっとも歓迎できないのは、貧乏だとか外国人だといった属性に関わるものではなく、そのナラティブを破壊する人だということになる（それゆえそこで生じる排除は、あからさまな差別とは違うものとして意識される）。</p>
<p>子育てと環境に配慮した、都心から離れたニュータウンのショッピングセンターは、ある意味で理想的な空間だけれども、言い方を変えれば日本の中流家族のためのゲーテッドコミュニティだ。アメリカ由来の音楽を聴き、彼らのグルーブで手拍子を打つ僕たちは、それだけ開かれていながらも、同時に閉じている。文化が開かれ、成熟することと、生活やコミュニケーションが開かれることは別の出来事なのだ。誰もが不安なのであり、生活のための足場が欲しいのだ。</p>
<p>それにしても、ここには何でもある（クルマまで売ってたのには正直驚いた）。そんな中で、ふと店先のショーウインドウに飾られたタペストリーに目がとまった。毛沢東の刺繍とともに、下には「文化大革命大勝利万歳」の文字。前の日に乗ったタクシーで、運転手さんが、自分の妻は中国人なんだけど、文革世代で、大学なんか行ってないっていうんだよね、と話していたのを思い出した。サブカル大国たる我が国の文化大革命は、きっとある意味で「大勝利万歳」と言うほかないのだろうな、と思った。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750328030/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/513i5EWnmwL._SL120_.jpg" alt="ディズニー化する社会 (明石ライブラリー)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750328030/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ディズニー化する社会 (明石ライブラリー)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4750328030/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="ディズニー化する社会 (明石ライブラリー)" target="_blank">amazlet</a> at 10.08.06</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">アラン ブライマン <br />明石書店 <br />売り上げランキング: 255495</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750328030/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2010/08/06/clap-your-hands-on-2-and-4/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2010/08/06/clap-your-hands-on-2-and-4/" />
	</item>
		<item>
		<title>空間の商品化</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2010/07/29/commercializing-real-space/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2010/07/29/commercializing-real-space/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Jul 2010 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[思考]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=925</guid>
		<description><![CDATA[先日、生まれて初めて「ディナークルーズ」というものを体験する機会に恵まれた。現代においては「感動」がマーケティングのキーワードになるのだ、ということがよく言われていて、サービス業も「感動」を与えるホスピタリティを提供しな [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img style="border-right-width: 0px; display: block; float: none; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; margin-left: auto; border-left-width: 0px; margin-right: auto" title="100728" src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2010/07/R0010234.jpg" border="0" alt="100728" width="470" height="357" /></p>
<p>先日、生まれて初めて「ディナークルーズ」というものを体験する機会に恵まれた。現代においては「感動」がマーケティングのキーワードになるのだ、ということがよく言われていて、サービス業も「感動」を与えるホスピタリティを提供しなければダメだ、なんて言う。そのホスピタリティも、従業員の一方的なやりがいの搾取的奉仕ではなく、顧客と従業員の相互信頼関係に基づいたものでなければならない、なんて話まである。そりゃ理想はそうでしょうけど、商品化って「カネを出せば買える」ことの言い換えなのだから、そうしたホスピタリティは、究極的には「一見さんお断り」の、マイルドに言っても、空気の読めない客をやんわりと排除する、その輪の中にいない人にとっては単にいけ好かない場しか作らないような気がする。</p>
<p><span id="more-925"></span></p>
<p>で、ディナークルーズだ。結論だけ言えば、そこには人によって作られるホスピタリティとはまったく異なる「感動」があった。18時半に出帆した船は天王洲からIHIのコンビナートとお台場の脇を抜けて、外海へ向かう。大井埠頭の倉庫街を抜けると、右手には羽田空港。夕暮れ空の向こうに次々と着陸する飛行機と船で併走するなんて、たぶんこの季節のこの時間に、この場所でしかできない体験だと思う。</p>
<p>外海をぐるっと回る間にディナーはメインディッシュへ。そしておなかも満たされた時間にはまたお台場の方へ戻ってきて、レインボーブリッジの下をくぐったりした後に帰港。「特別なお客様」には、花火のサービスまで用意されている。結婚パーティーなんかで使う人が多いという話も納得のサービスには、「もてなし」というか、結局は従業員を犠牲にするか、客の敷居を上げるかしないといけないというしょーもない理論にげんなりしていた僕には、鮮やかなひらめきを与えてくれるものだった。</p>
<p>場所がもたらすプレミア感というものがある。一生に一度は巡礼すべき聖地というのは、とても行きにくい場所だったからこそ、逆にプレミアとして機能した。東京タワーの展望台のさらに上には「特別展望台」というのがあるらしいのだが、そこには、たかが数メートルでも「上」なら、別料金を取ってもいいくらいのプレミアが付くということが、端的に表されている。</p>
<p>現実の空間にプレミアをつけるためには、普通に考えれば、高いところに上るか、遠いところに行くしかない。要するに、空間という資源は有限だからこそ、アクセスしにくい場所というものに価値が出る。これだけなら単純な希少性の原理だ。でも、アクセスしにくいからといっても、そのままでは価値が出ない場所もある。高いところに価値が出るのなら、飛行機で飛ぶ数千メートル上空が一番プレミアなはずだ。もちろんそんなことにはならない。でも、同じ高さからスカイダイビングできるとなれば、その高度にはプレミアが付く。旅客機が飛ぶ7000メートルくらいの高さから、初心者がダイブするのはけっこう難しいらしい。</p>
<p>旅客機とスカイダイビングの間を分かつのは、そこに日常を超える「体験」があるかどうかだ。その高さでしか体験できない出来事があるかどうか。高々度からのスカイダイビングは、そこまで行くだけの能力とカネがないと体験できないという意味でプレミアなのだ。もちろん旅客機にだって、たとえば雲海の向こうから昇る朝日が見えるとか、そういう体験が付随すれば、立派な空間プレミアムが付くのである。</p>
<p>「高さ」のプレミアは分かりやすいけど、一方でバカと煙はなんとやら、で、分かりやすすぎるが故に陳腐化する危険性もある。そこで、縦ではなく横のプレミアだ。陸上で体験できるプレミアとしては、北海道の地平線が見える場所とか、阿蘇を抜けるやまなみハイウェイとかが思いつくけど、海にだってプレミアはある。ただ、雄大な大自然を楽しむ海は日本の中だとそんなにないので、陸上や高いところよりも、いっそうのナラティブ化が必要になるだろうと思う。</p>
<p>ナラティブ化とは、要するにマーケティングのことだ。「○○という場所は××である」という意味を、空間に付与するということだ。70年代の「ディスカバー・ジャパン」にしたって、苗場でスキーでユーミンだった80年代にしたって、代理店主導で積極的に空間に意味を付与してきたのだ。</p>
<p>ただ面白いのは、ナラティブというものは、正のナラティブだけでなく、「恋人どうしで行くと必ず別れる場所」のような負のナラティブを帯びた場所であっても、「二人の愛を試すために行ってやろうじゃないか」と受け止められる場合があるということだ。ナラティブ化は、その内容以上に、次のコミュニケーションを生むかどうかが重要なのである。</p>
<p>コミュニケーションを生むナラティブと、プレミアムな場所での体験は、とても微妙な関係にある。ナラティブはどこまでも情報として伝わるけど、体験は、体験した人の間でしか共有されない。ましてプレミア空間のような「行かないと分からない」場所は、どれだけ言葉を尽くしても、それが「体験」に追いつかないものだからこそ、美しい言葉であればあるほど上滑りするだろう。</p>
<p>だからこそこうした場所を宣伝していく上で必要なのは、「体験」を共有する人々のコミュニケーションを、まだ体験していない人に見せてやることだ。こないだ立ち読みした食のムックで、とあるグルメ情報サイト、というか、そのサイトのユーザーがけちょんけちょんにバカにされていたのを見た。グルメとしては正しい判断なのだろうが、ライターも編集者も含め、商売人としては最大級の間抜けだなと思った。</p>
<p>それは、一般ユーザーを見下したかのような書きっぷりが、あの業界にグルメ情報サイト嫌いが多いことを知らない普通の人にとっては不快なだけだというレベルの話ではなく、グルメ情報サイト、あるいは家電や本のレビューでもいいのだけど、ああしたものが「体験の共有」と、それがもたらすナラティブ性によって支えられているという点を見落としているのだ。「いいものを作れば自然と客は付いてくる」とか言うのと同じくらい、人はいいのだろうけど、お仕事はご一緒したくないたぐいの話だなと思った。</p>
<p>話はディナークルーズに戻る。なかなか認知度が上がらず、リピーターも増えないという話を関係者から聞いて、なんかマーケティング戦略考えたいですねーと言っていたのだけど、考えてみれば、こうした体験をした人どうしで「あれよかったよね！」と語る場所すらないのだから、それはまあ当たり前の話なのかもしれない。富裕層マーケティングとか簡単に言っちゃう時代だからこそ、メカニズムにまで突っ込んで理論化できるマーケターが必要なのにな、と思う。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822240967/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/410BV5YM4PL._SL120_.jpg" alt="ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822240967/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ディズニー7つの法則<br />―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4822240967/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念" target="_blank">amazlet</a> at 10.07.29</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">トム コネラン <br />日経BP社 <br />売り上げランキング: 2434</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822240967/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761262788/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/516P33SDF6L._SL120_.jpg" alt="リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761262788/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4761262788/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間" target="_blank">amazlet</a> at 10.07.29</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">高野 登 <br />かんき出版 <br />売り上げランキング: 823</div>
<div class="amazlet-sub-info" style="float: left;">
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761262788/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2010/07/29/commercializing-real-space/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2010/07/29/commercializing-real-space/" />
	</item>
		<item>
		<title>リアル空間への回帰</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2009/12/22/back-to-the-real-world/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2009/12/22/back-to-the-real-world/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 22 Dec 2009 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[思考]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[都市]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=698</guid>
		<description><![CDATA[先週はFinali Fantasy XIIIのファーストインプレッションレビューをなんとか更新に間に合わせようとがんばったのだが、よくよく考えたらそんなにやりこむ時間などあるわけがなく、まだ4時間くらいしかプレイできてい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>先週はFinali Fantasy XIIIのファーストインプレッションレビューをなんとか更新に間に合わせようとがんばったのだが、よくよく考えたらそんなにやりこむ時間などあるわけがなく、まだ4時間くらいしかプレイできていない。今年初めて見た、若手芸人に偉い師匠さんが公開だめ出しをして順位をつけるとかいう番組も、特に何か書くべきことがあるわけではない。悩んでいるうちにずいぶんたってしまったので、とりあえず来年の予想というか、次につながる現状分析でもしてお茶を濁そうかと思う。</p>
<p><span id="more-698"></span></p>
<p>個人的に興味のあることは？と聞かれると、最近は「リアル空間」と答えることにしている。もちろん、相手が僕に「ネットに詳しい人」みたいな役割を期待している場であってもだ。ショッピングモール調査なんかもその中に入っているけど、それがすべてということではない。大きく言えば「ネット以後に現実空間に関わることは、個人にとってどのような体験なのか」ということを考えているのだ。</p>
<p>00年代は、ADSLに始まりケータイのネット接続や公衆無線LANなど、安価で手軽なネット接続のインフラが普及し、キャズムを超えていった時代だった。それと同時に、その政治的な影響力や可能性、基礎的なコミュニケーションツールとしての利用法などに注目が集まった。そうしたネットの「願望」と「実態」の乖離については常に議論があるし、懐疑論も根強い。他方で、今年日本（の一部）で話題になったTwitterのように、新しい動向が生まれては「これこそ時代を変えるもの」という期待が寄せられるという「お約束」もばっちり健在だ。</p>
<p>そのことについて、批判も含めあーだこーだ言ってると永遠に仕事はつきないわけで、特にしょーもない批判に寄生して状況の延命に一役買ってくれている人たちに対しては頭が下がる思いだ。死ぬまでやってればいいと思う。ただ学生の卒論や研究発表なんかを見ていても思うのだけど、よほど丁寧にやらない限りネット上のミクロなコミュニケーション分析だけでは斬新な視点は出てこないし、詳細に分析しようにも、ネットサービスが商業的に洗練されてきたこと、また技術的にも専門分化が進んだことから、一般論としてネットを語ることがますます困難になっているように思える。</p>
<p>だがネットに関する議論が「素人では手が出せない」ものになっていく一方で、リアル空間を巡る様々な動向は注目に値するものが多い。特に来年以降追いかけておきたいのは、人々がリアル空間をどのように編成し、生活するかということを巡るいくつかの動きだ。そこにはおおむね、3つのベクトルがあるのではないか、というのが僕の現状認識だ。</p>
<p>ひとつ目は、Nintendo DSの「すれ違い通信」を活かしたゆるかやなコミュニケーションや、大和総研が「位置ゲー」と名付けた、GPS機能と連動したゲームなど、「リアル空間の意味を、情報によって上書きする」ことで、現実への関わり方を変えようという試みだ。たとえば「ドラゴンクエストIX」の場合、秋葉原のヨドバシカメラ前は「ルイーダの酒場」と呼ばれ、すれ違い通信のための場所としてにぎわいを見せていた。アニメがきっかけで注目されるようになったAR（拡張現実）も、この部類に入るだろう。セカイカメラの今後はわからないけど、うまくすればこれも今後の展開が見込めるのではないかと思う。</p>
<p>ふたつ目は、都市－郊外－農村といった「開発程度」の差の序列が組み替えられていく動きだ。低開発な地域にそびえ立つ広域型ショッピングセンターには、ビジネス的にも、そして最近では思想界隈でも注目が集まっているが、むしろ今年目立ったのは、都心部に向かって「郊外的なもの」が逆流するという現象だ。東京一のおしゃれタウンだった銀座には、グローバリゼーションを背景に世界中のファストファッションブランドが進出し、連日の行列だった。原宿のForever21や渋谷のH&amp;Mもしかり。だが、そんな渋谷H&amp;Mの向かいにはドンキホーテ、すぐ裏手にはブックオフ、少し駅に戻るとヤマダ電機が都市型店舗として展開しているLABIがある。</p>
<p>大阪の街を歩いていて思うのは、個性的なファサードの建物が多いなということなのだが、それはたまたま建て替えの時期が早かったということなのだろう。しかし近年の東京の再・再開発においては、一目見ただけでわかるランドマーク的な建築と、何の変哲もない郊外的な店舗が並んで「空き地」を埋めている。そして、都市に郊外が逆流する一方で、都市から撤退し、郊外や田舎で暮らすことを目指す人たちがいる。田舎暮らしそのものは今に始まったことではないが、(a)都会の喧噪を離れて「本来の自分」を取り戻す、というこれまでの傾向に加え、(b)自己承認を求めて地域コミュニティに参加する、(c)コミュニティビジネスの伸びしろを求めて移住するという例が目についた。いずれの場合においても、情報インフラ込みの田舎暮らしが求められているあたりは興味深いと思ったのだが。</p>
<p>みっつ目は、体を使って何かをすることで、リアル空間に関わっていこうとするもの。たとえばランニングや自転車のブームは、それ自体「健康志向」の表れだと見なされがちだが、ビリーズブートキャンプやWiiのようなインドア志向ではなく、リアル空間の中で「ご近所との挨拶」や「地域の再発見」が付随したアウトドア志向のようにも見える。とかいうと代理店が喜びそうだ。そのほかにも、週末農業とか住宅のリノベーションとかがふたつ目の方向と重なりつつ「自分の身体やリアル空間を自分の手で造る」動きは盛んになるだろう。</p>
<p>これらの動きは、いずれも「情報環境が整った後で、現実空間にどう関わるか？」という問いに対する応答と考えると興味深い。ARなんかはもちろん情報による空間の上書きだが、地域を人が移動していく際に、街ベースではなく人ベースで都市の意味が編成されていくとか、ランニングの記録をPCで管理するとか、いわゆる「コミュニケーション」目的だけではない「環境としての情報」のあり方が見えてきているのかな、と思う。そのあたりを構想できるかどうか、技術屋さんたちはどう思っているのだろうね。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2009/12/22/back-to-the-real-world/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2009/12/22/back-to-the-real-world/" />
	</item>
		<item>
		<title>ミネラルウォーター・イノセンス</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2009/12/11/mineral-water-innocence/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2009/12/11/mineral-water-innocence/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 11 Dec 2009 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[都市]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=693</guid>
		<description><![CDATA[どんな商業空間でも、日曜日の午後に歩かないことには、その場所が持つほんとうの意味は分からない。もちろんサービス産業が発達すれば、必然的に土日が休みの人ばかりではなくなるのだけど、ファミリー層、特に小学校低学年以下の子供を [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>どんな商業空間でも、日曜日の午後に歩かないことには、その場所が持つほんとうの意味は分からない。もちろんサービス産業が発達すれば、必然的に土日が休みの人ばかりではなくなるのだけど、ファミリー層、特に小学校低学年以下の子供を持つ家族にとって、週末はいまでも大事な「家族との時間」なのだ。</p>
<p>消費空間を歩くときに大事なことは、その空間の典型的な消費者を演じようと務めることだ。もちろん僕が10代後半の女子の気持ちでお台場を歩くことなんかできっこないのだけど、極端な振れ幅でなければ、典型的な人、というかその空間を歩く人のペルソナは割と簡単に想定できるし、逆にその想像力がなければ、単なる「感想」止まりのことしか分からないだろう。</p>
<p><span id="more-693"></span></p>
<p>そんなわけで、国際展示場駅を出て、パレットタウンやビーナスフォート、フジテレビ方向へと歩きまわったらすっかり疲れてしまったのだけど、よく晴れた冬の日だったこともあって、どこに行っても人で賑わっていた。目立つのは家族連れと、30～40代くらいだと思われる、ミドル世代のカップル。スターバックスのオープンテラスでコーヒーとか。昔、寒くても根性で生足を出すと豪語していた東北の女子高生を思い出した。</p>
<p><img style="border-bottom: 0px; border-left: 0px; display: block; float: none; margin-left: auto; border-top: 0px; margin-right: auto; border-right: 0px" title="091211-01" src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2009/12/09121101.jpg" border="0" alt="091211-01" width="470" height="358" /></p>
<p>何度か見たことはあったはずなのだけど、意識して自由の女神の辺りを歩いてみると、なるほどよくできているなと思う。女神像の向こうにはレインボーブリッジ、そして東京タワー。この一直線を見渡せる位置にフジテレビ社屋が立っている。端から計算してロケーションしたのか、ロケーションに後付で意味を持たせるためにドラマ（『踊る』シリーズや『With Love』など）を展開したのかは、もはやどうでもいい。重要なのは、この「全部入り」感が成功してしまったことなのだ。</p>
<p>なにせ、自由の女神の来歴からしてすごい。「日本におけるフランス年」ということで、98年から99年までは、パリにある自由の女神が飾られていたはずの台座には、いま、パリの女神のレプリカが立っている。ここを訪れる人にとって必要なのは、そこに自由の女神が立っていることで、それが「ほんもの」かどうかは問われていない。というかそもそもパリの自由の女神こそが、アメリカの自由の女神のレプリカであるわけで、もはや僕らが経験できるのは、シミュラークルのシミュラークル、模倣の模倣に過ぎないのだ。</p>
<p>そう思うと、レインボーブリッジまで、なんだかゴールデンゲートブリッジのパチモンみたいに見えてくるから不思議だ。きっとここにあるのは、現実に根ざすことで「ほんもの」が持ってしまう様々なノイズを捨象した、より「ほんものらしい」ほんものなのだと思う。哲学的には、現実ではないが現実の持つ本質的な要素を抽出したものを「バーチャル」であると定義する。バーチャル・リアリティとしてのお台場は、そこにやってくる人びとすらも、ほんもの「のような」存在に変えてしまうのだ。</p>
<p>ミネラルウォーターみたいだな、と思う。天然水、という商品は、もちろん水道水とは違うという点で付加価値を持つのだが、しかし本当に「汲んできたままの水」として商品になることはない。ボトリングされる過程でその水は様々に「加工」されているはずなのだ。でもそうやって商品になったモノを僕らは「天然もの」だと見なしている。その無垢さ（イノセンス）こそが、再魔術化の果てに人が辿り着く場所なのかもしれない。</p>
<p><img style="border-bottom: 0px; border-left: 0px; display: block; float: none; margin-left: auto; border-top: 0px; margin-right: auto; border-right: 0px" title="091211-02" src="http://blog.szk.cc/wp-content/uploads/2009/12/09121102.jpg" border="0" alt="091211-02" width="470" height="358" /></p>
<p>そこからさらに豊洲に移動。ゆりかもめからららぽーと豊洲が見えたとき、あっ、と思った。建物が、環境の中にとけ込みながら、まるで長年放置された廃墟のようにたたずんでいる。好きだな、と直感的に思った。駅を降り、どうやらこの辺りがURと民間の協力で近年整備された場所であることを確認し、現場に近づいていった。</p>
<p>水辺には公園があって、たくさんの子どもたちが遊んでいる。芝生の上を人が踏みならすと、そこは青々とした緑色ではなく、土と混じり合った茶色になる。ららぽーとのファサードは、その人に踏みならされた地面からの延長のようになっていて、最初に感じた「とけ込んでいる感」は、ここから来ていたのだな、と気付く。</p>
<p>案内を見ると、そこはサウスポートと呼ばれる建物で、ららぽーと全体では、かつてドックだったこの周辺の歴史を活かして、舟形の構造物を取り囲むように商業施設が配置され、海に面したドック側が中庭のようになっている。そちら側に回り込んでみるとまたがらりと印象の違う空間。建築のことは何一つ分からない僕だけど、ああ、その筋の人の評判は良さそうだなと感じた。</p>
<p>お台場のシミュラークル性が、徹底した「それっぽさ」によって保たれているとするなら、ここにあるのは、「快適さ」のシミュレーションだろう。たしかに歴史はあるのかもしれない。けれどもこの空間は、それよりも、上述のような設計によって「快適」とはなんであるかを事後的に構成しようとしている、と思った。お台場がいわば顕示的消費の延長線上に「お台場に来た人らしく振舞うこと」を求める空間だとすれば、ここでは「自分はこういう空間を望んでいたのだ」と、あらかじめその欲望があったかのように人を振舞わせる空間なのだ。人はそこで、空間が求める演技をするのではなく、「自分らしく」振舞うことで結果的に空間の設計意図を裏書きするのである。</p>
<p>ミネラルウォーターのような無垢さではなく、「つくりもの」の上に生まれる無垢さ。それがどうやって生まれたのか、少し真面目に考えなきゃな、と思う。こういう直感に頼るのはほんとうはよくないことなのだけれど、そのくらいインスピレーションを刺激される街歩きだったのだ。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2009/12/11/mineral-water-innocence/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2009/12/11/mineral-water-innocence/" />
	</item>
		<item>
		<title>ABCからCCCへ</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2009/12/04/from-abc-to-ccc/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2009/12/04/from-abc-to-ccc/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 04 Dec 2009 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[経済]]></category>
		<category><![CDATA[郊外]]></category>
		<category><![CDATA[都市]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=685</guid>
		<description><![CDATA[最近Twitter上で思想地図周辺の人たちのつぶやきを見ていると「アーキテクチャ派」と「コンテンツ派」という用語が飛び交っている。その意味するところが僕にはまだ分からないのだけど、どうやら前者の代表が濱野君で後者の代表が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>最近Twitter上で思想地図周辺の人たちのつぶやきを見ていると「アーキテクチャ派」と「コンテンツ派」という用語が飛び交っている。その意味するところが僕にはまだ分からないのだけど、どうやら前者の代表が濱野君で後者の代表が宇野君らしい、と分かって、ああ、これは「派閥」というよりは「ヘーゲル右派」と「ヘーゲル左派」みたいなものね、と思った。で、略称として「A派」と「C派」なんて言葉も出てきて、じゃあ「B派」って何よ、というところまで考えて思い出したのが、Lifeでも何度か話題にした「ABCからCCCへ」というフレーズだった。</p>
<p><span id="more-685"></span></p>
<p>このフレーズは、言葉通りには「青山ブックセンターから、TSUTAYAの営業母体であるカルチュア・コンビニエンス・クラブへ」ということで、文化的なものの存在感の中心がシフトしていることを表現している。もちろんただの語呂合わせで、何か根拠がある話じゃないのだけど、悪乗りついでに考えてみると、この符丁は色々と面白いところがある。</p>
<p>ABCのA＝青山は、東京の「おしゃれな街」の代名詞だった。少し地域を広げて言えば、青山・表参道・原宿周辺というのが、昭和40年代頃から始まる紙媒体を中心とした文化の発信源だった。最近、この頃のクリエイターたちが自分の中でマイブームなのだけど、ともあれ最初の10年くらいはとても活気に溢れていたこの文化も、「東京の輝き」とともに過去のものになりつつある。</p>
<p>B＝書籍は、紙媒体が文化の中心だった頃、まさに花形の文化だった。単著作を頂点とするピラミッドがあり、雑誌誌面をたくさんのライターが飾っていた。けど、出版産業は90年代の後半から一貫して低落傾向にあり、広告費の総額で言えば、とうとうインターネットに追い抜かれてしまった。出版社を志望する文系学生はいまでも多いけれど、書き手になろうという人は少ない。</p>
<p>C＝センター。この言葉は、色んな意味で「ネット以前的」な響きを持っている。中央集権という意味合いもあるし、何かを集約していることという意味もある。「ここに来れば何かが集められている」というのは、モノが物理的な空間に配置されることで価値を帯びるという、リアル店舗のもっとも重要な要素を体現する出来事なのだが、逆の見方をすれば「これはここにしかない」という形で、モノの流れに限界を作ることでしか、その付加価値性は生まれないということだ。</p>
<p>要するに「ABC」とは「東京・に・文化・を・集約する」という意味なのだ。それに対する「CCC」は、地域の面から見ても、文化の面から見ても、ABC的なものを脱構築（笑）する。</p>
<p>CCC的な「C」すなわち「カルチャー」とは、まずもって文化産業の担い手となる「コンテンツ」の総体のことである。書籍だけではない。というかTSUTAYAで書籍コーナーを持っているところの方が少ないだろう。映画と音楽は、より感覚的、直接的な形で僕たちの中に入り込んでくるし、景気の悪い時代には、もっとも手軽な余暇活動の友になる。</p>
<p>二番目の「C」とは、そのまま「コンビニエンス・ストア」だ。コンビニはいまや単に「24時間開いている弁当屋」ではない。そもそも紙媒体がもっとも消費者にリーチしている現場は、書店ではなくてコンビニだし、店内の情報端末を使えば、コンサートや演劇、美術展などのチケットも購入できる。店内放送では最新ヒット曲が新商品の広告の合間に紹介され、廉価版のDVDや新作ゲームの予約だって受け付けている。そして文化産業は、コンビニとの「タイアップ」を通じて消費者に対して大規模プロモーションを展開するのである。</p>
<p>三番目の「C」、クラブ。この言葉には、ふたつの意味を読み込むことができるだろう。ひとつは、「センター」に対応する場としての「クラブ」。つまり、すべてを集約しているのではなくて、単に同好の士が集まる場所で、複数あり得るということ。そしてもうひとつは、「盛り場」としてのクラブという意味だ。むろん後者のクラブを、グローバルな繋がりをもつ東京の大箱としてイメージすることもできようが、それはクラブシーンの全体などでは決してない。mixiで企画されるJ-POPイベントのようなものまで含めて、それはいまやドメスティックで、ローカルなものなのである（ジモト大好き系・親に感謝系のラップやレゲエなんかも、そこに入るだろう）。</p>
<p>ABCに対するCCCは、ABCのように「なにをどうする」と表現できない。雑多な文化が日本中にばらまかれており、それは一方でインフラとしてフラット化しながら、他方でそこに強烈なローカル性（ジモト意識）を生んでもいる。東京から地方へ、書物から音と映像へ、集約から分散へ。そして何より重要なのは、それが「象徴資本から経済資本へ」という変化を引き起こしているということだ。</p>
<p>ブルデュー的な意味での象徴資本の議論は、ある面では「分かる奴には分かる」式の文化を、単なる内輪というだけでなく、階級として再生産されるものとして糾弾するという性格を有していた。対してCCC的な「文化＝コンテンツ」は、少なくともそういう「敷居の高さ」を売りにはしない。文化産業である以上それは当たり前のことなのだが、同時にその「産業」は非常にコストのかからないものだったり、あるいは「持ち家を買う」「車を買う」といった消費行動の代替だと考えれば、十分に「安価」なものだったりしている。</p>
<p>すなわちCCCは、二重の意味で「文化左翼」に踏み絵を迫るわけだ。文化のジモト化を「右傾化・保守化」の現れと見なすべきか（政治的踏み絵）。象徴資本を背景にした階級による疎外を無視し、経済資本による疎外だけを批判することができるのか（経済的踏み絵）。最近の郊外論を、こういうカルスタ的文脈から読み直すという試みもアリな気がするのだけど、そういう人って結局、A派なのかな、C派なのかな。まあ、所詮はダジャレなので気になるなら誰かが考えてみればいい。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093447/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41HgVR6YTTL._SL120_.jpg" alt="思想地図〈vol.3〉特集・アーキテクチャ (NHKブックス別巻)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093447/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">思想地図〈vol.3〉<br />特集・アーキテクチャ (NHKブックス別巻)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4140093447/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="思想地図〈vol.3〉特集・アーキテクチャ (NHKブックス別巻)" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">日本放送出版協会 <br />売り上げランキング: 879</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093447/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093471/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41LvimZUFgL._SL120_.jpg" alt="思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093471/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">思想地図vol.4<br />特集・想像力 (NHKブックス別巻)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4140093471/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">日本放送出版協会 <br />売り上げランキング: 75</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093471/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102453/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51tHfxfuX5L._SL120_.jpg" alt="アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102453/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">アーキテクチャの生態系<br />――情報環境はいかに設計されてきたか</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4757102453/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">濱野 智史 <br />エヌティティ出版 <br />売り上げランキング: 5121</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757102453/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152089415/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31%2BcG2WncZL._SL120_.jpg" alt="ゼロ年代の想像力" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152089415/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ゼロ年代の想像力</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4152089415/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="ゼロ年代の想像力" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">宇野常寛 <br />早川書房 <br />売り上げランキング: 6742</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152089415/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309016316/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RF8EF9PYL._SL120_.jpg" alt="原宿セントラルアパートを歩く 1962-86 あの場所にいたクリエーターを訪ねて" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309016316/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">原宿セントラルアパートを歩く<br />1962-86 あの場所にいたクリエーターを訪ねて</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4309016316/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="原宿セントラルアパートを歩く 1962-86 あの場所にいたクリエーターを訪ねて" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">君塚 太 <br />河出書房新社 <br />売り上げランキング: 249610</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309016316/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022599472/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51pF7sZO1hL._SL120_.jpg" alt="公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022599472/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">公共空間としてのコンビニ<br />進化するシステム24時間365日 (朝日選書)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4022599472/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書)" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">鷲巣 力 <br />朝日新聞出版 <br />売り上げランキング: 103683</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022599472/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938661241/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41kyx8Y7ybL._SL120_.jpg" alt="再生産―教育・社会・文化 (ブルデューライブラリー)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938661241/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">再生産―教育・社会・文化 (ブルデューライブラリー)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4938661241/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="再生産―教育・社会・文化 (ブルデューライブラリー)" target="_blank">amazlet</a> at 09.12.04</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">ピエール ブルデュー ジャン・クロード パスロン <br />藤原書店 <br />売り上げランキング: 149882</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938661241/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2009/12/04/from-abc-to-ccc/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2009/12/04/from-abc-to-ccc/" />
	</item>
		<item>
		<title>9月のいただきもの＆読書</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2009/09/30/books-0909/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2009/09/30/books-0909/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 30 Sep 2009 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[ロスジェネ]]></category>
		<category><![CDATA[感想]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[繋がり]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=579</guid>
		<description><![CDATA[今月も色々といただきました。どうもありがとうございます。 現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス) posted with amazlet at 09.09.30 高原 基彰 日本放送出版協会 売 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今月も色々といただきました。どうもありがとうございます。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140911409/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41W%2BkvniEfL._SL120_.jpg" alt="現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140911409/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">現代日本の転機<br />―「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4140911409/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.30</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">高原 基彰 <br />日本放送出版協会 <br />売り上げランキング: 2866</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140911409/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p><span id="more-579"></span><br />
Life周りでも話題の高原君の新著。草稿をいただいたときには、「日本の反近代」ってタイトルにして、構成も入れ替えて現代の社会問題の底に流れる思想についてアピールする本にしたら、なんて無茶なコメントを振ったりしてたな。そんなわけで、大胆な分析と主張とか言われているけど、僕からするとむしろ手堅くまとまったなという印象。というか俺の目の付け方ががエキセントリックすぎるのか。</p>
<p>この種の本ってたいてい、どのくらい取り上げる意味があるのかも分からない仮想敵を設定して、それを批判するっていうスタイルを取りがちで、それがどんなに「実証的」に書かれていようとも、そもそも問題設定の段階で的外れですから、っていうのが多い。この本もある意味「昭和の安定に憧れるロスジェネ」という仮想敵を批判的に分析した本として受け止められるだろうし、そのことでいらん反応を招きもするだろうな、と思う。けどこの本の面白いところは、そうしたイメージの前提となる「社会の理想」を、政策形成プロセスの中から抽出し、問題設定に客観性を持たせている点だと思う。そこを見落とすと、ただの「立ち位置系」に見えちゃうんだよね。</p>
<p>ただ問題は、高原君自身にそうした「政策論」への関心が皆無であることと、その「政策論」と私たちの中の「理想」がどのように関わっているのかが、どうにも見えないことだ。その「理想」は、ほんとうにみんなに共有されていたのだろうか？「自由か安定か」の二項対立の中、安定へとアクセスする手段を欠いた人々の自由に対する相対的剥奪感がドライブされる、というのは、僕も書いてきたことだけど、昭和だって別にずっと「安定の時代」だったわけではないはずで、歴史過程に言及するなら、そのあたりの「社会意識」に対する検証は必要だろうな、と思う。ベタな政策論をやる必要はないと思うけど、たとえば内田隆三さんなんかがたまにやる「政策のことばの言説分析」みたいな方法に手を出さないのだとしたら、これからこの議論を踏まえてどこに行くのかな、とか思った。以上自分のことは棚上げの感想。</p>
<p>あとは本人にも言ったけど、『現代日本の転機』ってこの明らかに中国・韓国で翻訳されることを意識したタイトルはどうよ、っていうね。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326653434/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41PKR%2Bz%2BRPL._SL120_.jpg" alt="聖なる消費とグローバリゼーション―社会変動をどうとらえるか〈1〉 (社会変動をどうとらえるか 1)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326653434/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">聖なる消費とグローバリゼーション<br />―社会変動をどうとらえるか〈1〉<br />(社会変動をどうとらえるか 1)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4326653434/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="聖なる消費とグローバリゼーション―社会変動をどうとらえるか〈1〉 (社会変動をどうとらえるか 1)" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.30</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">遠藤 薫 <br />勁草書房 <br />売り上げランキング: 327879</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326653434/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p>高原君のお師匠に当たる遠藤さんの新著。いつも思うのだけど、高原君の手堅くまとめようとする文体は、遠藤さんの俺に優るとも劣らないエキセントリックな論理展開に対するリアクションなんじゃないかという気がする。というわけで僕としては読んでいて本当に面白いのだけど、いったいどれだけの人がこのおもしろさを理解できるのかなあとちょっと不安になる。</p>
<p>本書の基本的な見取り図はこうだ。一般的に現代的プロセスとして理解されているグローバリゼーションには、歴史的に長い間続いてきたプロセスという側面もあり、特に文化や情報の領域でそれは顕著である。本書では特に、グローバル文化が立ち上がる19世紀末から20世紀初頭の消費文化の中に存在した、「聖なるもの」のイメージを抽出し、それが現代にまで続く消費文化の核となっているのではないかという仮説に基づいた言説や事例の分析が行われる。キューピーちゃんやビリケンさん、クリスマスなどのアイコンが消費化されていくプロセスを通じて検証されるこの仮説は、ものすごく「大胆」かもしれないが、僕から見れば現代の消費社会論とまっとうに結びつくとても鋭い視点だと思う。というか今年自分が調査しているショッピングモールも、こういう話の延長線上に据えることができるのだろうな、と思った。</p>
<p>消費の中に「聖性」が入り込むのは、消費が消費である限り近代の普遍的な現象だと言えるだろうけど、それをメディアがどのように広め、定着させてきたのかについて知ることは、当時の問題だけでなく、現代の問題について考えるきっかけにもなる。なぜ「安売り」は「フェア」や「フェスタ」などの「祭り」の表象で語られるのか。なぜ郊外のショッピングモールのような消費空間が「夢の国」の体裁を取らなければならないのか。そこにはおそらく「家族」をコアとする現代の消費空間の帯びる「聖性」の問題が絡んでいるはずだ。</p>
<p>とまあこういう風に考えれば面白いのだけど、ただそれは、アメリカと日本という、宗教的に特殊な文脈を持った地域を主たる対象としているから、という面は確実にある。逆を言えばヴェーバーが「なぜヨーロッパで資本主義が発達したのか」と問うたように、「なぜ日本とアメリカで消費社会が発達したのか」について問わなければ、このアプローチは単なる現状肯定・否定の材料にしかならない。いろいろとひらめきを与えてくれる本でした。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475710197X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41PdfCQu4wL._SL120_.jpg" alt="サイバーシティ (シリーズ叢書コムニス09)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475710197X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">サイバーシティ (シリーズ叢書コムニス09)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/475710197X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="サイバーシティ (シリーズ叢書コムニス09)" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.30</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">M・クリスティーヌ・ボイヤー <br />エヌティティ出版 <br />売り上げランキング: 272041</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475710197X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p>訳者の田畑先生から拝受。原著は96年だけど、ものすごく鋭い視点が詰まっている。というか『ウェブ社会の思想』の構成と、ちょっと似てるんじゃないのかという気がした。著者はここでタイトルにもなっている「サイバーシティ」を、仮想空間の中のメタファーとしての都市だけでなく、そうした言説を成り立たせている現実の身体性や、それを前提とした身体からの解放の文脈までをも、つまり言い換えれば「サイバー」なものをめぐるアクション－リアクションの総体を「サイバーシティ」と位置づけているのだと読んだ。ウェブが現実空間と生身の身体へ浸食し、それがウェブの現実を構成するというイメージは、僕がずっと考えていたことのひとつだし、現在でも進行中のプロセスだと思う。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000234692/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kv%2BoldlAL._SL120_.jpg" alt="情報人類学の射程―フィールドから情報社会を読み解く" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000234692/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">情報人類学の射程―フィールドから情報社会を読み解く</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4000234692/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="情報人類学の射程―フィールドから情報社会を読み解く" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.30</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">奥野 卓司 <br />岩波書店 <br />売り上げランキング: 268348</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000234692/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p>著者の奥野先生から頂戴する。奥野さんのライフワークである情報人類学について、久しぶりにまとまった論考が出てきたという感じ。第1章で、人類学にルーツを持つその調査の手法と射程がきちんと紹介されていたり、第3章では情報社会論の系譜が丁寧にレビューされていたりと、教科書としてもとても使いやすいものになっているなと思った。</p>
<p>それとは関係のない話だけど、随分昔に人類学の人から、僕が本で扱うネットの世界の描き方が、とても人類学的な手法に似ていると言われたことがあって、へーそんなもんかと思ったことがある。まあ確かに、対象の中に入り込みはするけど、決して共感しているわけでも、単なる「当事者」でもないというポジションから現象を見るのは僕のスタイルなのかもしれないし、何より「当事者性」を担保にした周囲の仲間の研究に、より広い文脈への志向を感じられずに食い足りなさを感じていた僕にとっては、必然的にそのような距離しか取れなかったのかもしれない。本書における「情報人類学」のアプローチについて読んで、こういう形で体系化されることがあれば、自分の考えもノウハウとして継承可能になるのかな、などと偉そうなことを思ったのだった。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2009/09/30/books-0909/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2009/09/30/books-0909/" />
	</item>
		<item>
		<title>カネと人の輪</title>
		<link>http://blog.szk.cc/2009/09/11/money-and-human-resource/</link>
		<comments>http://blog.szk.cc/2009/09/11/money-and-human-resource/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 11 Sep 2009 14:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>charlie</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[思考]]></category>
		<category><![CDATA[消費社会]]></category>
		<category><![CDATA[繋がり]]></category>
		<category><![CDATA[都市]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://blog.szk.cc/?p=550</guid>
		<description><![CDATA[8月の調査のことを思い出していた。無理矢理スケジュールを作って有明に行ったら、デジカメを落として午前中に行った調査のデータがフイになった嫌な記憶が甦る。ともあれお盆のせいもあって、なんか街中が浮き足立っているようにも思え [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>8月の調査のことを思い出していた。無理矢理スケジュールを作って有明に行ったら、デジカメを落として午前中に行った調査のデータがフイになった嫌な記憶が甦る。ともあれお盆のせいもあって、なんか街中が浮き足立っているようにも思えた。こういうざわついた空間を、ぼんやりと一人で歩くのは嫌いじゃない。同じ都市空間でも、東京と大阪では、やっぱり人と人との距離が違うなあと思う。東京の人は、あれだけ密集していても、どこか他者に対するパーソナル・スペースを意識していて、あまり人とぶつかることがないし、急いでいれば必ずどこかの隙間を塗って前に出られるのだ。</p>
<p><span id="more-550"></span></p>
<p>それを「個人が砂粒のようにばらばらに生きる空間」と表現することはできる。たぶん、他人に対する距離感は、どちらもそんなに変わらないのだろうけど、関西の方が多少「壁が薄い」感じはある。相手のところまで踏み込んでいくタイミングの早さ、とでも言おうか。僕は元々そういうのが苦手で、特に、踏み込まれることよりも、踏み込まれたことに対する応答として、その相手に対して何らかの関心を示さなければならないことが辛いことが多いのだけど、そういうことに気付かなくてもいいくらい、砂粒のような関係が「発達」しているのがこの場所の特徴なのかもしれない。</p>
<p>カネか人の輪か、という選択がある。何か困ったことがあったときに、ソーシャル・キャピタル（社会関係資本――というか「コネ」や「ツテ」）を利用するか、市場化された商品・サービスを購入するか、ということだ。この場合の「人の輪」は、もちろん地縁や血縁だけに限らなくて、出身地が同じだとか、同じSNSのコミュに属しているとか、公共空間における私的・公的な繋がりだって含む。近代の都市において市場が発達したのは、そこにやってくる人々が生まれながらにして持っていた人の輪を離れ、新しい輪を形成することを期待していたからだ、と思う。身寄りのない人々にとっては、誰かと出会い、新しい家族や仲間を形成するまでの間は、市場化されたサービスこそが生命線なのだ。</p>
<p>世界中の社会科学系の研究者が「人の輪」の方に注目しているのが、この十年くらいの動向だと思う。その理由は、社会哲学系の倫理的な議論を踏まえつつ、そこそこ実証的な成果が期待でき、現場が多岐にわたるので研究者どうしの市場の食い合いが起きにくい、という身も蓋もない理由を除けば、サービスの市場化がある程度進み、そこで必要なモノを購入できる環境が整ってきたからじゃないか、という気がしている。海外の場合はそれぞれ事情が大きく異なるだろうけれど、特に日本ではどうも、Business TiesをBridgeするところの話は「がっついて」見えるらしく、文字通り「人の輪」――つまり市場で購入できない関係――の方に比重が寄っているように見える。パーソンズのパターン変数で言えば、業績主義より属性主義の方が注目されているというか。いや門外漢の勝手な感想ですけれども。</p>
<p>あるエリアがどちらかに偏っているということはなくて、もちろんどちらの要素も含まれているのだろうけれど、何かの実績を上げるのに使えるのが、業績主義的な資本（相手が何をできる人か）か属性主義的な資本（相手がどんな人か）か、という違いはあると思う。隣の人間の属性が不明な流動性の高い都市では、相手の言ってることを信用するためのリソースは、まずもって業績になるけれど、付き合いが深まって流動性が下がったり、そもそも流動性の低い繋がりがハブの周辺に確保されていたりすると、最初に属性を明らかにした上でなければ、その輪の中での信用を得られない。</p>
<p>どちらのやり方にも一長一短あって、業績主義が強い場所では、流動性も高いので、山師のようなうさんくさい連中も、一攫千金を夢見て集まってくる。だからこそ余計「業績」の方を見なきゃいけなくなるのだけど、最終的なスクリーニングは、属性主義的な原則に沿って行われることになりがちだ。簡単に言うと、最初は調子のいい奴を集めて広がっていった輪が、だんだん内輪化して、閉鎖的になるということ。一方、そうやって属性主義的に集まった輪も、閉鎖的になってしまうという欠点があるけれど、他方でそれまでの業績を無視した、あるいは採算を度外視したプロジェクトを動かす力を生むこともある。つまり、相手がある程度知っている間柄だからこそ「よっしゃ、お前がそう言うんなら、面白いからいっちょやってみようか」という冒険ができるということだ。</p>
<p>東京で、ベンチャーで、一攫千金だった時代の渦の中にいた僕にとって、業績主義が立ち上がってくる瞬間のパワーは面白かったけど、しょーもねーなーとも感じていた。思ったよりも業績のある奴が集まってこなくて、うさんくさいのをスクリーニングするだけで疲れちゃうからっていうのもある。どちらかというと上の世代のギラギラした感じにうんざりしていた僕らは、彼らのパワーに惹きつけられて集まりつつ、そこで生まれた同世代の繋がりに、属性主義的な「人の輪」を見出していった。その心地の良さは、どんな土地にもあったものだと思うけれど、そのサイクルが何周かして既に「人の輪」が生まれた状態で、活動拠点を移したのが、最初のズレになっているのかな、という気がしてきた。今更属性を明かした上でお友達になりましょう、でもないだろうと。それに僕は、別にギラギラはしてないけれど、変化させることを諦めた覚えはないし。</p>
<p>マレビトで、よそ者（マージナル・マン）で、トリックスターで。そういう存在が安定した「人の輪」をかき乱すことで、人類社会の深みは形成されてきた。境界線上の人たちばかりの社会でマージナルで居続けることは容易いけれど、それは何も変えたことにはならないのだろうな、と思うようになってきている。</p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051153/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Alo3xXQGL._SL120_.jpg" alt="ソーシャル・キャピタル―社会構造と行為の理論" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051153/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ソーシャル・キャピタル―社会構造と行為の理論</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4623051153/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="ソーシャル・キャピタル―社会構造と行為の理論" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.14</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">ナン リン <br />ミネルヴァ書房 <br />売り上げランキング: 172526</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051153/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425074017X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/books/comingsoon_books.gif" alt="社会体系論 （現代社会学大系 14）" style="border: none;" alt="no image" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425074017X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">社会体系論 （現代社会学大系 14）</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/425074017X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="社会体系論 （現代社会学大系 14）" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.14</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">タルコット・パーソンズ <br />青木書店 <br />売り上げランキング: 537570</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425074017X/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121600363/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41QBYXWE0PL._SL120_.jpg" alt="古代研究〈1〉祭りの発生 (中公クラシックス)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121600363/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">古代研究〈1〉祭りの発生 (中公クラシックス)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4121600363/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="古代研究〈1〉祭りの発生 (中公クラシックス)" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.14</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">折口 信夫 <br />中央公論新社 <br />売り上げランキング: 60912</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121600363/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560019762/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51JzDKns8QL._SL120_.jpg" alt="社会学―社会化の諸形式についての研究〈上〉" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560019762/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">社会学―社会化の諸形式についての研究〈上〉</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4560019762/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="社会学―社会化の諸形式についての研究〈上〉" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.14</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">ゲオルク ジンメル <br />白水社 <br />売り上げランキング: 481088</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560019762/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4006001754/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qdTnxdsJL._SL120_.jpg" alt="道化の民俗学 (岩波現代文庫)" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4006001754/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">道化の民俗学 (岩波現代文庫)</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4006001754/soulforsale0b-22/ref=nosim/" title="道化の民俗学 (岩波現代文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.09.14</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">山口 昌男 <br />岩波書店 <br />売り上げランキング: 64450</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4006001754/soulforsale0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://blog.szk.cc/2009/09/11/money-and-human-resource/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.szk.cc/2009/09/11/money-and-human-resource/" />
	</item>
	</channel>
</rss>

