思考

雑記

テレビといっしょ

メディアの中の人と話をする機会がたまにある。たいてい「なぜテレビは見られなくなったのか」的な文脈で話を振られることが多いから、チャネルが増えたんだからそちらの利用率が上がれば相対的に視聴時間とか減るでしょうとか、テレビって社会的文脈の中で見...
雑記

「盛られた」現実

とある仕事で、20代の消費者インサイトを探るためのインタビューの分析みたいなことをしていたとき、こんなことを訊かれた。 「この人たち、どうしてこんなに『素になれること』にこだわるんでしょうね?」 実際、家族や地元の友達といるときに「素になれ...
雑記

「うちらの世界」論の系譜

どうも夏になるとツイッターで不用意なことを書く人が増えるのか、ネット憲兵のみなさまが活動しやすくなるのか、この夏はバイト先で不適切な行為に及んだ若者の問題がブームになっている。その数が増えたように見えるのは単に注目を集めているからで、いつぞ...
雑記

ハーバーランドUmie雑感

前のエントリとは別の話題。数年前から撤退が取りざたされていたハーバーランドの阪急百貨店がついにさよならして、代わりにイオンの資本が入ってリニューアルしたハーバーランド。「Umie」という三文字名称はルクアなども含め最近流行りだし、チャネルが...
雑記

中西寛『国際政治とは何か』における偽善と独善の論理

国際政治を考える際に、中西寛はその著書の中で、バーナード・ショウの喜劇に対して、近衛文麿や和辻哲郎が、欧米先進国の偽善性を見抜いていたというエピソードから議論を始めている。確かに当時の英米は、国際政治に関して高遠な理想を掲げながら、その実自...