BASE PASTAを食べてみた

雑記

これだけで一食分の栄養が採れるということで話題の「完全食」、BASE PASTAを試す。年末に注文して1月に届いて、なんだかんだとゴタゴタしてたので実食が3月になっちゃったけど。

完全栄養食 BASE FOOD

今回はラーメンのほうのお試しセットだったのだけど、まずは基本からということでフェットチーネを付属のジェノベーゼソースで。お金を出して買っているという認知バイアスもあって「不味い」とは言いにくいのだけど、なかなかユニークな食感。全粒粉のパスタにありがちなぼそぼそとした食感は、例えて言うなら「10割そば」が一番近い。その触感に、粉末昆布の風味と、おそらくはチアシードと思われる華やかな香りが混ざる。毎日これだけ食べろというのは、なかなかのチャレンジだと思った。

おそらくはラーメンスープやまぜそばのように、味の濃いものと混ぜるのがいいのだろうけど、そうすると今度はナトリウムの摂取過剰になるだろう。そういう意味では、いつも自宅で作っているミートソース(塩コショウ不使用)なんかを使うのがいいのかもしれない。機会があれば試してみたいけれど、ただ予想以上に粉末昆布のキャラクターが濃いので、それと洋風の味付けがマッチするかどうか悩みどころではある。

あと、ビジネスモデルとしては通信販売ということになっているのだけれど、こういうユニークな食事はやっぱりリアル店舗とか対面販売、レシピ開発教室なんかを展開して、小さくてもいいからファンを育てるというスタンスでいくのがいいのじゃないかという気がした。同梱されたパンフレットでは「栄養バランスがしっかりしていても手間のかかる調理よりラクである」、つまり時間が節約されることがウリになっているのだけれど、健康志向の強い人はその手間を惜しまない傾向が強いだろうから、同じように消費している人とのつながりを提供する「わざわざ消費」に軸を振るほうが、可能性があるように思えた。

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