雑記

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教科書を読もう

こないだの放送で説明しようと思っててできなかった話に、「教科書」の話題があったことを思い出したので書き付けておきたい。多くの大学生にとって、講義を受けるに当たっての教科書のコストというのは割と半端なくて、例えば甲南大学では平均すると3万円か...
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郊外とイエとナショナリズム

東海道新幹線に乗るたびに、胸が締め付けられるような気持ちになる。田園の合間に立ち並ぶ個性のない住宅と学校と、コンクリート工場。都市部が近づくにつれ増えるロードサイドの飲食店と、駐車場の広いスーパーと、大型ショッピングセンター。雨に濡れたアス...
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書くという再帰性

書くという行為は不自由だなと思う。商売で文章を書いていると、書くという行為は、常に誰かの求めに応じてなされるものになる。その時点で、相手と自分との間に生まれた社会観や時代観というものが、文章に反映されることになる。ワールドカップで盛り上がっ...
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一割の法則

iPhone4の予約が、初日だけで60万台を突破し、過去最高の勢いなのだという。いよいよスマートフォン市場の本格的な広がりか、とささやかれ、テレビの情報番組でも日本のケータイのガラパゴス化が問題だと言われるようになってきた。普通に街を歩いて...
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操作可能なものの監視

ポストモダン社会では、多様性の擁護、というか、人々が個性を発揮するということと、監視社会化が同時に進行するという議論がある。様々な角度からそのことを論じることができるが、その手の話で最近面白かったのは、スティーブン・ベイカー『数字で世界を操...