雑記

ヱのはなし

公開初日には用事があって並べず、日曜の朝イチで見てきました『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。ラジオや著書の印象が強いのか、何でも批評的・メタ視点で見ていると思われることも多い僕だけど、基本的に好きなものはすべて面白いと思って素直に見る派です...
雑記

「近代の変曲点」としての現代(後編)

前編を書いたらもうすっかり後編を書く気が失せてしまったのだけれど、言った以上は書かないといけないわけで、前回の続き。僕が見田さんの議論から抽出した関心とは、現代社会において、(1)近代型核家族システムは曲がり角に来ているか、(2)合理性の外...
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「近代の変曲点」としての現代(前編)

日本では、社会を思想的に把握しようとする人にありがちなこととして、歳を取るほど話のスケールが大きくなって、人類全体、人類史全体を対象にするような「大きな物語」を描こうとするというのがある。そのこと自体は、ヨーロッパ流の、「人類」全体を対象に...
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「特殊だからこそ普遍的」

ネットの流行はサイクルが早くて、ある時期に盛んに論じられていたことがひとたび沈静化してしまうと、とたんに何が論じられていたのかまでも忘れられてしまうことが多い。そして時間がたち、いくつかのテクノロジーが更新され、人が入れ替わったくらいのタイ...
雑記

一年前に考えたこと

一年前の一年後の今朝、街は驚くほどに普通で、リーマンだらけになった駅前からは出勤中の人々が足早に歩き、大型車が中央通りを飛ばす。裏道のパーツ屋は品出しを始め、まだシャッターを下ろしている店の中でも、きっと昨夜のうちに受注した通販のメールを処...