Session-22に出演してきました

大学がようやく落ち着く期間に入り、教員はそれぞれ研究や海外出張に勤しむ時期に入った。というか「大学教員はヒマだなんて嘘だ」とかよく言うけど、毎日出勤して集団での作業を求められる会社員に比べれば、時間の使い方が自由なぶんだけ楽だとは思う。ただ、車を出さないと稼ぎにならないタクシードライバーの方に、「時間が自由に使えてヒマでいいですね」なんて誰も言わないでしょ、というだけのことだ。

そんなわけで今週は、古巣のGLOCOMで会員企業向けのワークショップ。このブログでも何度か紹介してきた新しい消費の動向について定性的な面から話すという回で、きっとよく喋るなあこいつという印象だけが残ったのではないかと。そして夜はTBSに移動してSession-22に出演。スペシャルウィークということもあって、「東京いるならおいでよ」と言ってくれる番組があるのはとても嬉しい。テーマは若者のセックス離れということなのだけど、既にニュースにもなっている日本家族計画協会のデータの誤りを発見したという点で、前日の曽野綾子インタビューに続くスクープとなった夜だった。

個人的には、そこで「だから性にまつわるデータなんか信用ならないんだ」となると、ダブルゲストの永田先生をはじめ真面目に調査している人にも風評被害が及ぶ一方、ネットではなくマスメディアのはしゃぎ方の背景に、受け手の高齢化→若者バッシングがウケるという関係性を感じてしまうところもあり、なかなか踏み込んだコメントがしにくかったところ。とはいえこの時間帯のラジオ出演は宮崎哲弥さんのアクセス以来なので、リスナーとの電話も含め久しぶりの体験だったので有意義だった。

ただそれより自分の中では、24時台に予定されていた大友良英さんの企画が本番みたいなところもあって、前日に話を聞いてからとにかくわくわくしていた。即興生セッションの模様は自分で聴き返すとひいいいってなるけど、わざわざ研究室までギターを取りに帰った甲斐があったというもの。放送終了後もチキ君とセッションしたり、大友さんとギター談義に花を咲かせたりと、これはもうなんという俺得な夜だった。

20150218もちろん楽しかっただけではない。たとえば大友さんのワークショップは、アートが私たちの社会の縛りから自己を開放するというタイプの取り組みのひとつのパターンだと思うけど、演劇におけるそれがどちらかというと身体性の解放に向かうのに対して、音楽では「踊りだす」という指摘がすごく興味深かった。大谷能生さんも以前、Lifeに出演したときに同じことを話していた気がする。「踊る」という行為も近年ではダンススクールなんかの隆盛で「きちんとする」「ちゃんと練習する」ことが当たり前になっているけど、本来は「身体が開放されて踊りだす」というのが正しいし、そうすると、そのリズムは盆踊り的なものになるのかもしれない(この点については以前、ポピュラー音楽学会のシンポジウムで、最近ちょっと変わってきてるんじゃない、って話をしたこともあるのだけど)。

そんなわけで今夜は、自分のホームグラウンドである「文化系トークラジオLife」で「No Music, No Life?〜音楽はいまどう聴かれているのか」をテーマに生放送。うまーくSession-22の話ともつながるといいなと思いつつ。深夜1時からお付き合いください。

そうそう、あとおまけで、Session-22でちょっと弾いたLifeのテーマソングをコピーしたいという声があったので、タブ譜を載っけておきます。譜面なんて初めて作ったのでめっちゃ見難いです。あとコード名は適当なのであしからず。

Life-Theme

※2月28日追記:いくらなんでもコードが適当すぎたので訂正します。正しくは、
|G♭maj7/♭13|A♭7|Dmaj9/9|B♭min|G♭maj7/♭13|A♭7|Dmaj9/9/D#dim|B♭min|
です。失礼しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする