11月のいただきもの&読書

雑記

今月も色々とご恵投いただきました。ありがとうございます。

他人と暮らす若者たち (集英社新書)
久保田 裕之
集英社
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著者の久保田さんよりいただきました。他人、それも異性とルームシェアで生活するというのは、考えてみれば自分の周囲にもあった事例なのだけど、いわゆる「家族的な共棲」ばかりが注目をされる昨今、もうすこし互いの個性を尊重する形で継続されるルームシェアっていうのは盲点だった。個室大好きな僕には無理かなあとも思うのだけど、本書を読むと、むしろ僕みたいな人間こそ、ルームシェアの方がふさわしいんじゃないかと感じたり。

アメリカの公共宗教―多元社会における精神性
藤本 龍児
エヌティティ出版
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久保田さんと同じく、こちらも僕と同い年の著者による本。営業の方からいただきました。宗教が分からないとよく分からないと言われるアメリカですが、いわゆるアメリカ的な思想を巡ってきちんと展開した本は少なかったので、とても役立つ一冊。アメリカが常に参照する「アメリカ的なもの」の中身と、それが抱え込んだある種の矛盾について考えることができそう。

思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)
日本放送出版協会
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今号は僕は登場していませんが、とても盛りだくさんな内容。おそらくそれを貫くのは、最近の東さんの「民主主義2.0」だったり、ショッピングセンター研究だったりする、その辺の関心なのだと思います。個人的には宮崎哲弥さんを交えた座談会と、宮台×東のお父さん対談が楽しく読めましたが、普段「批評」と呼ばれる文章にアンテナが反応しにくい僕だけに、今号はちゃんと読んでおくべきなのかなあと思いました。

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