2011年のゲームを淡々と振り返る

雑記

正直、今年はアニメもゲームもほとんど触れる時間がなかった。結果的にポータブルものがどうしても多くなってしまうのだけど、こっちはこっちで当たりなし、というか積極的にハズレが目立った気がする。きっと来年はいいことがあるでしょう。

据え置き機編

キャサリン(特典なし)
キャサリン

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アトラス (2011-02-17)
売り上げランキング: 1018

たぶん今年プレイした新作の中では一番ハマった。ゲームとしての面白さは4Gamerの連載に書いたのだけど、やっぱり設定の勝利だよねえ。登場人物の名前がアメリカ系なのに、出てくる会話がどれもこれもしみったれてて、最後は回転寿司で愚痴とか、もうおしゃれな舞台設定が台無しで、それゆえに逆に心に残るという。まあ、30代男性としてはどんな顔でプレイするのがいいのか困るお話ではあったのだけどね。

魔人と失われた王国
魔人と失われた王国

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バンダイナムコゲームス (2011-01-20)
売り上げランキング: 3616

パズルゲームとしてはとてもよくできていて、これまた4Gamerに書いたとおり。ただ、「ICO」や「ワンダと巨像」を期待してると、ちょっとパズルが多すぎて物語に没入しづらいかも。要するに、「弱さ」や「脆さ」がないので、パズルが解けないという心理状態をエクスキューズできないんだよね。

二ノ国 白き聖灰の女王
二ノ国 白き聖灰の女王

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レベルファイブ (2011-11-17)
売り上げランキング: 219

レベルファイブっぽいグラフィックと物語が特徴的なファンタジーRPG。魔法を増やしていくことをハードルにして、フィールドの自由な移動を制限するという設計上のアイディアはよく考えられているのだけど、シズクの突っ込みがキツすぎるんじゃないかという気がする。古田さんの演技はよいのだけど、物語のガイダンスとして考えた場合には、「なんでここまで言われなあかんねん」と思っちゃうよねお子様とか。

インスタントブレイン (通常版)
ケイブ (2011-11-10)
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豪華な声優陣、としか言いようがないのだけど、キネクトで操作できるアドベンチャーって発想は面白いよね。実はそこにこそ次世代の可能性があるのかもと勘違いさせられるくらい。

PCゲーム編

Rewrite 通常版
Rewrite 通常版

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KEY (2011-09-30)
売り上げランキング: 234

小鳥は良い子。でも、いつになったら鍵ゲーって楽しくなるんだろう、、、と悩まされました。ロミオ先生も随所随所にロミオしてるのだけど、逆言うとそのポイントを探せみたいになってたなあ。

アザナエル 初回生産版
アザナエル 初回生産版

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ニトロプラス (2010-12-17)

群像劇、というか複数の異なる物語をスレッドさせるのに、時刻表というか番組表というか、あのシステムを採用したのは面白い。内容的にはそんなに奇をてらったものではないのだけど、プレイさせようという方にうまく誘導できていると思う。

グリザイアの果実
グリザイアの果実

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フロントウイング (2011-02-25)

この作品に限らないのだけど、なんだろ、どうも「主人公が実は強いんですけどそのことを隠してますよ」的な中二設定ってなんか受け付けない。ヒロインたちには魅力もあるのに、その子たちを攻略しようという気持ちにさせられないのだよなあ。

PSP編

エビコレ+ アマガミ(通常版)
角川ゲームス (2011-03-31)
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据え置きだとどうしてもおっくうになってしまうシステムも、PSPだと許せてしまう不思議。七咲かわいいよ七咲。

「涼宮ハルヒの追想」 長門有希の落し物BOX
バンダイナムコゲームス (2011-05-12)
売り上げランキング: 2304

今年は新作も出ましたしね、といえばそうなんですが、むしろヒロインは長門。そりゃ買わないわけにはいかないんだけど、結局のところたどり着くオチは決まっているわけで、「消失」の設定でゲームができるという以上のものではないから、まあファン向けですよね。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル」“俺の
バンダイナムコゲームス (2011-01-27)
売り上げランキング: 1320

気がついたらUMDがどっかいってて泣きそうなんだけど、黒猫の家族だとか、原作を先取りして登場する要素が多くてファン的にはほっこりするのでしょう。ただ、やっぱ原作が未完だから「とらドラ!ポータブル」のように、やってないと物語が語れないというものではないので、来年発売の続作はどうすんのかなーと思ってたり。

AKIBA'S TRIP
AKIBA’S TRIP

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アクワイア (2011-05-19)
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なんかこうバカゲーとしか言いようのない作品。街に巣食う吸血鬼を脱がして倒しちゃえというだけのものなのだけど、全体的な作り込みの荒さが目立って残念。あと戦闘中のアクションに力が入りすぎて、PSPの電源を切ってしまうことがしばしばあったのも、プレイを続ける気になれなかった理由のひとつか。

最後の約束の物語(特典なし)
イメージエポック (2011-04-28)
売り上げランキング: 2404

消耗戦というか、負け確定の撤退戦をいかにして一発逆転の魔法を発動するまで引っ張るか、という設定はよかった。好感度を高めたパートナーさえいればいいのだから、他の駒を使い捨てにしてもいいんだけど、どこまで戦闘が続くのかを見積もれないから、結果的にみんな大事にしてしまうというね。でも、これも作りの荒さが目立っていたなあ。

戦場のヴァルキュリア PlayStation3 the Best
セガ (2011-06-30)
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戦闘について考えるという意味ではこちらの方が秀逸。今作ではヒロイン選択という新要素も入って、戦略ゲームというよりはよりストーリーに重きを置いたものになっていたと思うけど。あとイムカかわいいよイムカ。

英雄伝説 零の軌跡 (通常版)
日本ファルコム (2010-09-30)
売り上げランキング: 498
英雄伝説 碧の軌跡(通常版)
日本ファルコム (2011-09-29)
売り上げランキング: 1003

相変わらずのクオリティと物語なんだけど、どうも空の軌跡を超えられないのは、やっぱ主人公たちの設定かなあ。というかヨシュアとエステルの組み合わせは、ベタだけになかなか超えにくいよね。クロスベルという街の舞台設定はとても好きだった。

PS Vita編

真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト) (特典なし)
チュンソフト (2011-12-17)
売り上げランキング: 239

使い古されたクローズドサークル、謎解きからズレていく超展開と、ファンにとってはこれでいいのかもしれないけど、かまいたち初心者の僕には辛かったです。。。

塊魂 ノ・ビ~タ
塊魂 ノ・ビ~タ

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バンダイナムコゲームス (2011-12-17)
売り上げランキング: 1000

新しいハードのベンチマークとしては鉄板の塊魂ですが、よくできてます今回も。操作方法が複雑になりがちなVitaで「できること」をうまく取り込んでいると思った。

なんかこうして振り返ると、やっぱり全体的にリメイクとか続編とか定番作品とかが多いんだよな。。。来年はもう少し攻めていきたいところです。

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