2013年の新曲、「未来」です。
白い飴玉ひとつで
きっと誤魔化されるような
行き止まりの そんな日々だった
早送りされた今日が
過去と未来をつないで
君のことを 忘れさせるよ
廻る 廻る 雪になって
言葉もなく 求めあって
長く 深く 寄り添って過ごした
呆れるほど 側にいたくて
傷つける度に 痛くて
くちびるを重ねた
そこに愛だけがあって
君と未来があって
心の奥で 雨が降るなら
君に傘の花を咲かせて
水面が揺れた後で
墜ちた涙の音で
すべての声が 途切れるのなら
この世界の色を歌うよ
ただ まだ あの日のままの 君はどこ?
色とりどりの光が
壁の落書きみたいに
出鱈目なストーリーを描くよ
ここでいつか見つけた
君が歌ったメロディ
今も誰か口ずさむのに
惹かれ 離れ また惹かれて
二人で笑っていたっけ
その先のことは何も見えずに
誰かのため 生きていたくて
ただそれは君ではなくて
まだ 正しくは あれずに
そこに愛だけがあって
君と未来があって
心の中で ベルが鳴るから
もう一つの路を照らして
光が消えた後で
輝く星のようで
時計の針が 動かないなら
ずっとここで君を待つだろう
嗚呼 ただ 君がいないから どこかへ
廻る 廻る 光 いつまでもただ
巡る 巡る 世界では
踊る 二人 いつまでもただ
――声を聞かせて?
そこに愛だけがあって
君の未来があって
心の奥で 雨が降るなら
君に傘の花を咲かせて
水面が揺れた後で
墜ちた涙の音で
すべての声が 途切れるのなら
この世界の色を歌うよ
ただ まだ あの日のままの 君はどこ?